九州大学(ビジョン3)
京浜急⾏電鉄株式会社
日産自動車株式会社
横浜国立大学
横浜市
2022年10月
既存公共交通を補完する小型電動車を用いた少量乗合輸送サービスです。大都市郊外における居住者の外出促進を目的としており、都心へのゲートウェイとなる駅やバス停と自宅との間の移動手段の選択肢を「協働・共有型モビリティ」によって拡大します。
有償乗合運行実証実験を元に、これまで路線定期運行(ルート上自由乗降、予約不要)、フリーエリア運行(乗車15分前までに予約)を実現しています。
ゴルフカートタイプの車両としては全国初となる自由乗降方式での道路運送法第21条許可(一般乗合旅客自動車運送)による有償運行を実施しました。「とみおかーと」は大都市郊外の高密度な住宅地で鉄道と連携した公共交通システムとしての事業モデルを目指しており、バスやタクシーの代わりではなく、まちづくりのためのツールとして活用している点が特徴です。
自家用車以外の交通手段が乏しい郊外地域や、坂道が多く移動に懇談を伴う地域の住人、特に高齢者
横浜市金沢区富岡地域在住の市民:約3万人のうち、高齢者を中心に約1,000人
まちぐるみで運営する交通システムへの発展に寄与します。交通システムが他分野にもたらす価値を適切に評価することで、単なる交通手段の提供を超えた社会変革への貢献も期待されます。