みんなでつくる地域の交通システム
製品名とみおかーと

◆ 中核機関名

九州大学(ビジョン3)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

京浜急⾏電鉄株式会社
日産自動車株式会社
横浜国立大学
横浜市

◆ 発売時期

2022年10月

◆ 製品・サービスの概要

既存公共交通を補完する小型電動車を用いた少量乗合輸送サービスです。大都市郊外における居住者の外出促進を目的としており、都心へのゲートウェイとなる駅やバス停と自宅との間の移動手段の選択肢を「協働・共有型モビリティ」によって拡大します。
有償乗合運行実証実験を元に、これまで路線定期運行(ルート上自由乗降、予約不要)、フリーエリア運行(乗車15分前までに予約)を実現しています。

◆ 製品・サービスの特徴

ゴルフカートタイプの車両としては全国初となる自由乗降方式での道路運送法第21条許可(一般乗合旅客自動車運送)による有償運行を実施しました。「とみおかーと」は大都市郊外の高密度な住宅地で鉄道と連携した公共交通システムとしての事業モデルを目指しており、バスやタクシーの代わりではなく、まちづくりのためのツールとして活用している点が特徴です。

概要図

◆ ターゲットユーザー

自家用車以外の交通手段が乏しい郊外地域や、坂道が多く移動に懇談を伴う地域の住人、特に高齢者

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

横浜市金沢区富岡地域在住の市民:約3万人のうち、高齢者を中心に約1,000人

◆ 関連サイト等

https://tomio-cart.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●車両運行状況可視化システムを中心に、車両搭載デバイスの開発、運行管理システムなど協働共有型モビリティシステムの根幹技術
    :有吉亮、西岡隆暢、吉田顕策(横浜国立大学)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●「地域交通課題解決に向けた乗合型移送サービスの実証実験」、横浜国立大学、京浜急行電鉄、横浜市、日産自動車、有吉亮、西岡隆暢(横浜国立大学)、2020/10/1
  • ●持続可能なモビリティシステム研究拠点シンポジウム2020「持続可能なモビリティシステムの提案と実践~パンデミックによる移動の危機を越えて~」成果発表、オンライン、横浜国立大学

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

まちぐるみで運営する交通システムへの発展に寄与します。交通システムが他分野にもたらす価値を適切に評価することで、単なる交通手段の提供を超えた社会変革への貢献も期待されます。

◆ 関連するSDGs・社会課題

高齢社会
地域活性化


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