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誰もが移動をあきらめない世界へ
製品名Universal MaaS(ユニバーサルデザインに基づく総合的な移動サービス)

◆ 中核機関名

九州大学(ビジョン3)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

全日本空輸株式会社
京浜急行電鉄株式会社
横須賀市

◆ 発売時期

2023年4月

◆ 製品・サービスの概要

「Universal MaaS」は、全日空(ANA)、京浜急行電鉄、横須賀市、横浜国立大学による移動躊躇層に提供する移動サービスの総称です。民間企業・自治体・大学が連携し、運賃、運航・運行状況、バリアフリー乗り継ぎルートなどの情報を移動者に提供するとともに、移動者のリアルタイムな位置情報や個々に必要とする介助の内容を共有し、シームレスな移動体験を実現します。
移動者用に「ユニバーサルお出かけアプリ」を開発し、屋内外ナビゲーション機能や自分に合った旅程の作成・保存・サポート手配機能を備えています。

◆ 製品・サービスの特徴

移動躊躇層を“移動顕在層”と捉え、利用者、従業員それぞれの目線から「乗り物」「人材」「情報」をつなぎます。航空会社がリードし、自治体と大学が明確にコミットしたMaaSは日本初となります。
またサービスを提供する側の業務オペレーションにも着目し、電話や口頭で情報伝達することによる曖昧性や、突発的変更によるトラブルを回避することで、業務オペレーションの円滑化やコスト削減につなげます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

高齢者、障がい者、車いすやベビーカーの利用者

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

国内の車いすや白杖利用者を中心とした移動躊躇層:約800万人

◆ 関連サイト等

https://www.universal-maas.org/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●マルチモーダル移動支援情報提供を念頭にGISを活用したバリアフリールート検索システム、移動状況可視化システム、Wifiセンシングを活用した混雑度可視化システム
    :有吉亮、西岡隆暢、吉田顕策(横浜国立大学)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●「Universal MaaSの社会実装に向けた連携開始について」、横浜国立大学、ANA、京急、横須賀市 有吉亮、西岡隆暢(横浜国立大学)共同リリース、2020/2/7
  • ●イノベーション・ジャパン2020、オンライン、モビリティ部会・協働・共有型モビリティシステムの開発、「Universal MaaS~産学官によるインクルーシブな移動支援」、2020/9/28-11/30

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

今後も地域や分野を超えた多くの連携により、新たな移動手段選択支援の拡充が期待されます。 Door To Doorのサービスを実現することで、移動をあきらめない社会に貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

地域活性化
高齢社会


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