人に優しい有機EL照明を多様な生活シーンに普及
製品名有機EL照明

◆ 中核機関名

山形大学(ビジョン3)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

オーガニックライティング株式会社
Lumiotec株式会社 ほか

◆ 発売時期

2016年7月

◆ 製品・サービスの概要

高い演色性(自然光に近い色の見え方)を有し、まぶしさが少なく、目に優しい光であることを特長とする有機EL照明です。
製品化例として、ナースライト、デスクライト、博物館の展示ケース用照明、デザイン照明、パウダールーム用照明、特急車両の洗面台ミラー用照明、また山形県総合文化芸術館「やまぎん県民ホール」の一部照明、神社の参道や境内を照らす照明などに導入されています。
売上高:2,000万円(2020年度)

◆ 製品・サービスの特徴

有機EL照明は他方式に比べ、薄型軽量、直流・低電圧駆動、低消費電力、面発光などが特徴です。また、短波長のブルーライト成分が少なく、発光スペクトルが広範で、これらの特性は、快適性を重視する環境での利用に特に適しています。高演色性や影の出にくさを生かし、メディカル用、ベビー用、ベッドサイド用など多様な分野で利用拡大を進めています。
また、山形大学スマート未来ハウスでは、ヒューマン・セントリック・ライティング(HCL)のコンセプトに沿った有機EL照明を設計・導入し、実証を行っています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

目に優しい照明や高演色性の照明を必要とする医療施設、高齢者介護施設、公共施設、教育施設、個人ユーザー

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

有機EL照明市場(小型照明器具、住宅用、車載用、装飾・演出用など):国内 200億円、海外 1,200億円 (2025年予測)

◆ 関連サイト等

https://www.organiclighting.co.jp

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●有機EL材料およびデバイス技術
    :城戸淳二(山形大学)

◆ その他の貢献等

  • ●売上高の一部が共同研究費として拠点に還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特許6716138、ターピリジン誘導体、それよりなる発光材料及びそれを用いた有機EL素子、出願日:2016年6月20日、発明者:笹部久宏、城戸淳二、小松龍太郎、早坂裕哉
  • ●特許6813876、ピリミジン誘導体、それよりなる発光材料及びそれを用いた有機EL素子、出願日:2016年10月25日、発明者:笹部久宏、城戸淳二、小松龍太郎、中尾晃平

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

人に優しい有機EL照明により、人々の生活のQOLや快適性の向上に貢献します。また、有機EL照明関連事業を山形の地場産業として、さらなる新規事業創出と発展に寄与します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

省エネルギー
地域活性化


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