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取組･成果

塗布成膜可能な有機エレクトロニクス材料
製品名高移動度N型有機半導体（製品名：TU-1, TU-3）

◆ 中核機関名

山形大学（ビジョン3）

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

東京化成工業株式会社
株式会社フューチャーインク（COI発ベンチャー）

◆ 発売時期

2020年2月

◆ 製品・サービスの概要

N型有機半導体材料で、TU-1は主に真空蒸着プロセス、TU-3は塗布プロセスに適しています。

◆ 製品・サービスの特徴

高い大気安定性と高移動度を実現しました。また、有機溶媒に溶かすことができるため、印刷プロセスへの適用が可能です。
さらに、P型有機半導体と組み合わせることで、高性能な相補型回路を形成できます。
そもそも、有機半導体においては、P型半導体材料は多く存在しますが、N型半導体材料は少なく、さらに、溶解・塗布できることは大きな特徴です。

概要図

◆ ターゲットユーザー

プラスチックフィルム上に形成する有機集積回路の半導体を扱うメーカー

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

現時点では研究開発用途を中心とした販売のため、市場規模は不明

◆ 関連サイト等

http://www.futureink.co.jp/
https://www.tcichemicals.com/JP/ja/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●N型有機半導体材料技術（高い大気安定性と高移動度を実現し、有機溶媒に溶かすことができるN型半導体材料の作成技術）
    ：時任静士、熊木大介（山形大学）

◆ その他の貢献等

  • ―

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特許 6216712 (2017.9.25)「ベンゾビス誘導体、およびそれを用いた有機エレクトロニクスデバイス」
  • ●A Unique Solution-Processable n-Type Semiconductor Material Design for High-Performance Organic Field-Effect Transistors, M. Mamada, H. Shima, Y. Yoneda, T. Shimano, N. Yamada, K. Kakita, T. Machida, Y. Tanaka, S. Aotsuka,　D. Kumaki, S. Tokito, Chem. Mater., 27, 141(2015).

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

印刷可能な半導体材料の高度化により、大面積のフレキシブルシート上、壁や床、さまざまな空間で電子デバイスを形成することが可能となり、電子デバイスの新たな用途の創出に寄与します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

IT

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