東京大学(ビジョン3)
ギガフォトン株式会社
2023年3月以降(予定)
光学部品評価用コヒーレントEUV(極端紫外線)光源です。
EUV露光機では、高強度CO2レーザー励起によって生成されたスズ(Sn)プラズマから発生するEUV(波長13.5nm)が用いられていますが、そのスズが集光ミラー等に付着するために、定期的な光学部品のクリーニングおよびミラー表面の面精度の再測定が必要となります。本技術は、そのミラー表面評価に必要なコヒーレントな光源を、テーブルトップサイズで実現します。
ミラー表面の面精度の再測定を行う放射光設備を利用する際には、半年前の予約制であること、年間2週間程度の限定利用であることなどの制約があります。本技術はテーブルトップ型のコンパクトな光源により、その課題の解決を実現するものです。
リソグラフィ用EUV光源メーカーのみならず、リソグラフィ用EUVフォトマスク検査装置メーカーおよびその光源メーカーにとっても同様のメリットが生じます。
リソグラフィ用EUVフォトマスクの検査光源への応用も検討しています。
リソグラフィ用EUV光源の開発者、メーカー、およびリソグラフィ用EUVフォトマスク検査装置メーカー、およびその光源メーカー
半導体製造装置産業、事業所数:1,577事業所(2016年度)
https://www.gigaphoton.com/ja/technology/euv-topics/what-is-euv-lithopgraphy
https://www.gigaphoton.com/ja/
コンパクトな光源が実現し、時間的・空間的制約が従来の放射光設備と比較して小さくなることで、EUVを活用した先端半導体産業の発展に貢献することが期待されます。