信州大学(ビジョン3)
株式会社富山環境整備
2021年2月
セルロース・ナノファイバー(CNF)を解繊・分散した中間粉体を樹脂に混練することで、従来の樹脂より非常に軽く、極めて強靭、良好な耐摩耗性などの高い機能性が発現します。高強度樹脂や高機能シール材の開発・商品化を目指し、富山環境整備の自社製品(フィルム農法用ナノコンポジットシート)などの部材で実用化をしています。
ナノカーボンとセメントとの複合材についても、CNFによる弾性の付与や高導電性付与を確認しており実用化予定です。今後はポリエチレン製品にも応用して、従来の材料よりも優れた機能・特性を有する農工業向け部品を提供していきます。
これまではCNFのナノメートルサイズでの解繊は不可能とされていましたが、本製品を使用することにより固体状態でも通常の混練設備(ロール、ニーダ、二軸押出機、射出成型機など)で、容易にナノ複合材料を作製できるようになりました。またカーボンブラック補強、耐摩耗性、耐久性の問題をクリアし、これまで不可能だった物質への塗装や印刷も可能になり、着色可能なデザイン性、コスト面で大幅にレベルアップが実現します。
農業・工業用品メーカー
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https://astamuse.com/ja/published/JP/No/2020063528
http://www.shinshu-u.ac.jp/institution/icst/nfc-conso/
https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/rism/noguchi-labs/introduction/
森林資源由来のセルロースを用いた「ナノコンポジット」の研究によって環境にやさしく、国際競争力のある次世代の主柱となる産業用新素材の開発・普及に貢献します。