製品・サービスの概要
◆ 関連企業
株式会社ソマールゴム
◆ 発売時期
2018年4月
◆ 製品・サービスの概要
CNT(カーボンナノチューブ)とウレタン樹脂との複合材を材料にしたベアリングです。各種ATM、券売機の送りローラー、エレベーターガイドローラー、空港手荷物ライン、自動倉庫ガイド、搬送機器ガイドなど広範な用途で使用可能です。
現在、試作販売を開始し、ユーザによる各種の評価およびそれを踏まえた改良を実施中です。
◆ 製品・サービスの特徴
CNT/ウレタン樹脂製にすることで、既存の素材を使用した場合と比べて高導電性、高耐久性、高い引張物性が現れます。


◆ ターゲットユーザー
通電シート(カーナビなど)、パイプ、緩衝材、ストッパー、紙送りローラ、カップリング、ギャロール・ストッパー、パッキン材、車輪、歯車、製鉄ロール、つつみロール、シールドパッキンなどを扱うメーカー

◆ 市場規模
一般産業用の多種類の製品:1億円から10億円/年
◆ 関連サイト等
http://www.somar.gomu.gr.jp/
http://www.urethane.co.jp/
COIプログラムの寄与
◆ 技術面での貢献
- ●CNT樹脂複合材料のセルレーション技術(CNTと樹脂を良好な立体構造の形成した状態で複合化する技術)
:野口徹(信州大学)
◆ その他の貢献等
◆ 知財・論文・発表等の成果
- ●特願2018-036298「ポリウレタン複合材料及びアンビルカバー」、信州大学、日信工業、関口木型製作所、ソマールゴム
- ●Toru Noguchi, Ken-ichi Niihara, Keiichi Kawamoto, Masanori Fukushi, Hiroshi Jinnnai, Ken Nakajima, Morinobu Endo. Preparation of high-performance carbon nanotube/polyamide composite materials by elastic high-shear kneading and improvement of properties by induction heating treatment. J Appl Polym Sci. 2021; https://doi.org/10.1002/app.50512
社会経済的な効果
◆ 人や社会への影響
あらゆる機械に用いられる部品であるベアリングの品質を向上させることで、その安全性・信頼性を高めることができ、ひいてはインフラの強靭化にも資することが期待されます。
◆ 関連するSDGs・社会課題