金沢工業大学(ビジョン3)
サンコロナ小田株式会社
2017年4月
複雑成形性・高強度を同時に実現し、量産を可能としたプレス成形用CFRP(炭素繊維強化プラスチック)シートです。
金沢工業大学が持つ樹脂反応制御技術を基に、サンコロナ小田の有する炭素繊維の開繊、樹脂の含浸、散布・積層技術を合わせ、プレス成形による高速かつ大量生産(=1分間のハイサイクル成形)が可能である複雑成形性と高強度を両立した熱可塑性ランダムシート(Flexcarbon)の製造・成形技術を確立しました。
売上高:2,500万円(2020年度)
成形性に優れ、自由度の高いデザインが可能でありながら高い強度を併せ持っています。また、開繊薄層テープと熱可塑エポキシを使用することで、高い表面平滑性も備えています。
軽量高強度な部品を求める製品メーカー(成形品納め)、熱可塑CFRPをプレス成形できる製造メーカー(シート形状中間材料納め)
軽量高強度な部品を求める製品(スポーツ用品、アシストスーツ部品、パーソナルモビリティー部品、ロボット・工業部品):20万人、5億円
https://sunoda.co.jp/
https://meti-journal.jp/p/12352-2/
従来の炭素繊維複合材料では成し得なかった複雑性形成・高強度を両立し、さらに量産体制を整えたことで、モノづくりの幅を広げました。