認知症の症状や認知症の方との接し方をVRで体験
製品名認知症体験VR

◆ 中核機関名

弘前大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

凸版印刷株式会社

◆ 発売時期

2020年3月

◆ 製品・サービスの概要

認知症への適切な理解促進を目的に、本人視点で認知症の症状を体験できる「本人体験編」と、金融機関が認知症のお客様との接し方をロールプレイできる「業務応対編」のVR体験を、スマートフォンアプリと紙製のヘッドマウントディスプレイ「VRscope®」で提供するサービスです。
2021年7月には、認知機能が低下した高齢者運転をテーマに、運転シーンをVRで疑似体験する「運転編」を開発しました。

売上高:49万円(2020年度)

◆ 製品・サービスの特徴

これまでの認知症のVRコンテンツは主に福祉・介護業界のためのコンテンツが中心で、産業界が認知症高齢者への理解を深めることを目的としたサービスはほとんどありませんでした。本サービスは、認知症高齢者を顧客に持つ金融業界に対し、認知症の症状や、認知症のお客さまとの接し方をVRで体験でき、また自動車関連業界に対し、認知機能に障がいがある場合の運転を当事者目線で疑似体験が可能となります。これらは、高齢者認知症の産業界への理解促進に寄与することが期待されます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

認知症高齢者を顧客に持つ金融業界、自動車関連業界

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

65歳以上の認知症患者:675万人〜730万人(2025年予測)

◆ 関連サイト等

https://www.toppan.co.jp/news/2021/07/nsrelease210705_1.html

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●京都府立医科大学保有の認知症診断技術、高齢者意思決定能力判定技術
    :成本迅、松岡照之、加藤祐佳(京都府立医科大学)
  • ●COI参加メンバーの介護・福祉知見
    :山田克彦(産学連携コーディネータ)
     上林里佳(上林里佳社会福祉士事務所)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

認知症の症状や、認知機能に障がいがある場合の行動を当事者目線で疑似体験できるサービスの提供によって、高齢者認知症の産業界への理解促進に寄与します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

高齢社会
認知症


TOP