弘前大学(ビジョン1)
凸版印刷株式会社
2020年3月
認知症への適切な理解促進を目的に、本人視点で認知症の症状を体験できる「本人体験編」と、金融機関が認知症のお客様との接し方をロールプレイできる「業務応対編」のVR体験を、スマートフォンアプリと紙製のヘッドマウントディスプレイ「VRscope®」で提供するサービスです。
2021年7月には、認知機能が低下した高齢者運転をテーマに、運転シーンをVRで疑似体験する「運転編」を開発しました。
売上高:49万円(2020年度)
これまでの認知症のVRコンテンツは主に福祉・介護業界のためのコンテンツが中心で、産業界が認知症高齢者への理解を深めることを目的としたサービスはほとんどありませんでした。本サービスは、認知症高齢者を顧客に持つ金融業界に対し、認知症の症状や、認知症のお客さまとの接し方をVRで体験でき、また自動車関連業界に対し、認知機能に障がいがある場合の運転を当事者目線で疑似体験が可能となります。これらは、高齢者認知症の産業界への理解促進に寄与することが期待されます。
認知症高齢者を顧客に持つ金融業界、自動車関連業界
65歳以上の認知症患者:675万人〜730万人(2025年予測)
https://www.toppan.co.jp/news/2021/07/nsrelease210705_1.html
認知症の症状や、認知機能に障がいがある場合の行動を当事者目線で疑似体験できるサービスの提供によって、高齢者認知症の産業界への理解促進に寄与します。