製品・サービスの概要
◆ 関連企業
カゴメ株式会社
◆ 発売時期
2019年8月(初版作成)
◆ 製品・サービスの概要
ナトカリ比(ナトリウム・カリウム比)の概念や指標、低ナトリウム・高カリウムの食品を人々の日常生活へ浸透・普及させるため作成した啓発ツールです。
※現時点では研究開発におけるプロトタイプの位置づけですが、2019年の初版作成時に特許出願、2020年にもバージョンアップを実施しています。また、厚労省大規模実証事業で作成した「ナトカリ手帳」の一部にも実装されました。
◆ 製品・サービスの特徴
登米市での特定健診にて尿ナトカリ比を複数年測定した結果、尿ナトカリ計を用いた住民啓発運動が地域のナトカリ比を下げ、血圧も下げている可能性が示されました。
そこで、さまざまな場面での検証を展開するため、ナトカリ比の高い食事・低い食事が一目でわかるようにまとめ、各健診エリアやセミナー等で配布しました。
◆ ターゲットユーザー
健診現場において保健/栄養指導を行う方(保健師、栄養士、その他スタッフ等)、家庭において血圧管理を意識した食事を作られる方
◆ 市場規模
ー
◆ 関連サイト等
https://www.kagome.co.jp/
COIプログラムの寄与
◆ 技術面での貢献
- ●登米市の特定健診での複数年にわたる尿ナトカリ比の測定の中で見えてきた、ナトカリ比への意識付けによる効果(住民啓発運動によりナトカリ比を意識した食生活へと変わり、高血圧が改善)
:寳澤篤、小暮真奈(東北大学)
志賀利一、宮川健、永吉翔(オムロンヘルスケア株式会社)
上田宏幸、清水友紀子、牛田悠介(カゴメ株式会社)
◆ その他の貢献等
◆ 知財・論文・発表等の成果
- ●Mana Kogure, et al., Sodium/potassium ratio change was associated with blood pressure change: possibility of population approach for sodium/potassium ratio reduction in health checkup. Hypertension Research 2020 doi:10.1038/s41440-020-00536-7.
社会経済的な効果
◆ 人や社会への影響
健診現場などでのナトカリ比を意識した測定・指導により、社会全体での高血圧・がん予防に貢献しました。
◆ 関連するSDGs・社会課題