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病院食を食べやすくおいしいものへ
製品名入院中でも食べられる健康デザート(メロンゼリー・野菜クッキー)

◆ 中核機関名

北海道大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

赤いリボン有限会社

◆ 発売時期

2016年11月

◆ 製品・サービスの概要

家庭でも入院中でもおいしく食べることのできるデザートです。北海道大学病院栄養管理部、岩見沢市および岩見沢市内の菓子店である赤いリボンと共同で開発しました。岩見沢市の地域の素材を活用して製造されています。
2016年11月の北海道大学病院の開院記念日にあわせて、北海道大学病院内にて提供しました。さらに、同年12月に岩見沢市立総合病院で提供し、その後は店頭販売も開始しました。

◆ 製品・サービスの特徴

病院食は最新のエビデンスに基づき患者の健康を第一に考えて作成された健康レシピであるものの、作りやすさやおいしさの観点では課題がありました。本製品は、病院食の長所を守りつつ、食べやすくおいしいデザートとして開発しました。

【メロンゼリー】北海道産のメロン果汁を使用しています。離水(ゼリーの周囲の固まっていない液体部分で、むせる原因となる)を少なくし、甘味料を工夫してエネルギーを抑えています。

【野菜クッキー(かぼちゃ)】北海道産のかぼちゃパウダーや岩見沢産の米粉を使用した口溶けの良いクッキーです。赤いリボンにて販売中の商品“ポルボローネ”を食後にも食べやすい容量としたオリジナルパッケージになっています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

入院中の方、広く一般の方

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

菓子市場:1.2兆円

◆ 関連サイト等

https://www.hokudai.ac.jp/news/161101_coi_pr.pdf
https://www.akairibon.com/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●入院時の食事の中で提供が可能な形状や栄養成分についての知見の提供、試食によるフィードバックを実施
    :武田宏司(北海道大学病院)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●「北海道大学COI『食と健康の達人®』拠点がおいしい健康デザートを展開開始」北海道大学プレスリリース、2016/11/1
  • ●その他、事業化時、道内新聞等に記事掲載

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

健康を第一に考えて作成された病院食の長所を守りながらも食べやすくおいしいことを重視したレシピを開発することで、患者のみならず、広く一般への普及を推進しました。

◆ 関連するSDGs・社会課題

食育
食品安全


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