名古屋大学(ビジョン3)
パナソニック株式会社
2021年4月
多くの日常生活行動の起点となる「歩く力」を鍛えるため、歩行量が減少しがちな高齢者に、安全で効果的な歩行運動を提供し、自立した生活維持を目指すトレーニングロボットです。
ハンドルを押す力をAIが解析し、一人一人に最適化した運動負荷を調整し、効果的なトレーニングを提供します。また、歩行状態を自動記録し、結果をフィードバックすることでモチベーションを向上させます。
施設利用では、トレーニング結果を各種申請書式で出力でき、スタッフの手間を軽減し適切な訓練の策定・評価を支援します。
現在日本と中国の市場に展開しています。
個人に最適化されて、自由に歩き回れる歩行運動を伴う有負荷の装置は今までになく、高齢者施設の自立支援型介護に有用です。運動意欲を引き出す工夫として、補助器具に見えない形状などデザイン面にも配慮します。また、声がけや分かりやすいグラフでのフィードバック機能も搭載し、歩行量の増加を促します。安全面ではパーソナルケアロボット(生活支援ロボット)の安全性に関する国際規格ISO13482を取得しています。
デイサービス施設、老人保健施設、病院の回復期病棟などでリハビリを行う高齢者(要支援1-2、要介護1-2、廃用・フレイルの改善と予防が必要な方)、歩行訓練を支える介護サービス従事者
高齢者リハビリ支援・自立支援ロボット市場:130億円(2025年)
対象人数:要介護度1-2、要介護1-2の方(約450万人)
および廃用・フレイル・予備軍の方:約1,000万人
対象施設:通所介護施設、老人保健施設、有料老人ホーム、病院等
https://tech.panasonic.com/jp/walk_training/
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/04/jn210427-3/jn210427-3.html
ロボットを利用したトレーニングにより歩行運動へのモチベーション向上に寄与し、歩行量増加が高齢者の日常生活の活発化、フレイル予防、社会における自立度の維持に貢献します。