京都大学(ビジョン1)
パナソニック株式会社
2022年2月
IoTセンサ等の小電力デバイスへのマイクロ波給電システムです。これまで、京都府相楽郡精華町役場において実証実験を行い、温湿度などの環境センサ、人が身に着けたウェアラブルセンサへのマイクロ波給電の実証試験を行いました。人が身に着けた状態でも高効率に動作するアンテナ、回路技術を開発しています。
このマイクロ波給電システムを活用することで、配線や電池交換・充電を気にすることなくさまざまなセンサに活用することができます。
競合するマイクロ波給電システムは出力が大きく、人体や他の電子機器に対する影響への懸念から、現状の法規制下では人が存在する環境では使用できません。本システムでは人が存在しても送電できる小電力送電において、数m距離での電力伝送を実現しており、人が身に着けているセンサへの給電が可能です。これにより電池交換、充電作業が不要な生体センサを実現します。
生体センサなどのIoTセンシングサービスを提供するセンサメーカー、サービスプロバイダー
1,500億円(2025年見込み)
※在宅医療・介護サービス向け無線給電システムの利用者30万人、システムの目標価格5万円と想定
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電池切れを気にすることなく人の生体情報を常時センシングし、在宅勤務時と出社勤務時、日常生活の中での健康状態やストレスを可視化することで、生活習慣や働き方の改善に貢献します。