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医師と健康情報を共有できるWebアプリ
製品名PLS(パーソナルライフデータ・ストレージ)

◆ 中核機関名

東京大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

東京大学医学部附属病院
日本総合システム株式会社
株式会社タニタヘルスリンク

◆ 発売時期

2020年6月

◆ 製品・サービスの概要

スマートフォンやパソコンで入力した個人の在宅健康医療データを医療機関の医療データと連携させ、診療、研究、健康増進に活用していく情報プラットフォームです。患者と医療従事者の双方が使用し、情報共有することができます。
新型コロナウイルス感染症管理に利用可能な体調と体温、およびワクチン接種と接種後の症状の記録閲覧も行えます。

◆ 製品・サービスの特徴

一般利用者向け(通院患者含む)ユーザアプリと医療施設向けの医療アプリが用意され、いずれも専用アプリの不要なWebアプリケーションのためデバイスを問わず利用できます。
ユーザアプリはメールによる通知機能により定期的な測定値の登録が簡単に行え、入力忘れを防げます。また、TANITA Health PlanetおよびOMRON Connectと連携し、血圧計、体重・体組成計、活動量計のデータを自動で取りこめます。さらに、身体所見や紙の情報もスマホのカメラで撮影し、画像登録できます。
医療アプリには患者の登録したデータが共有されます。計測値や症状の程度に応じた色、アイコン等で視認性を高め、患者の自宅での健康データを時系列で把握したり、多くの患者一覧から発熱や自覚症状の強い患者を一目で把握できます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

患者アプリ:スマートフォンやパソコンを利用できる健常者、通院患者から要介護者
医療アプリ:医療従事者、健康経営に携わる企業や自治体
データ連携:ヘルスケアサービス事業者

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

◆ 関連サイト等

https://coi-pls.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●SS-MIX2(PLSのストレージはSS-MIX2に準拠)、容易に健康データを登録するための技術、計測機器メーカーの健康サービスとデータを自動連携する技術、PELICS(健康データ種別コードの標準化を目指す)
    :笠井暁史、脇嘉代(東京大学)
     小澤雅俊(タニタヘルスリンク)
     高島弘幸、佐藤忠信ほか(日本総合システム)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●日本集団災害医学会総会・学術集会にて展示、パシフィコ横浜、2018/2

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

在宅の健康情報管理を積極的に患者自身が行うことで、医療の質の向上が期待できます。既存のさまざまな健康情報サービスと連携することで、健康データの標準化に貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

高齢社会
IT


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