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日本人に特化したゲノム解析の実現
製品名ジャポニカアレイ®、ジャポニカアレイ®v2、ジャポニカアレイ®NEO

◆ 中核機関名

東北大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

株式会社東芝

◆ 発売時期

2014年12月

◆ 製品・サービスの概要

血液、唾液などから抽出したDNA検体から個人のゲノム構造を解析するサービスです。
ジャポニカアレイは、東北メディカル・メガバンク機構(ToMMo)が構築した「全ゲノムリファレンスパネル(1KJPNパネル)」を基に社会実装した日本人ゲノム解析ツールで、高品質かつコスト競争力のあるサーモフィッシャーサイエンティフィックインコーポレイテッド製のAxiom™プラットフォームを採用しています。
2017年にジャポニカアレイv2を、2019年にジャポニカアレイNEOを開発しています。

◆ 製品・サービスの特徴

日本人に固有な形質・疾病などのゲノムワイド関連解析(GWAS)が可能です。徹底した品質管理による高精度な解析、ジャポニカアレイから蓄積された豊富な解析経験により、短期間・低コストを実現しています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

日本人における疾病や形質等と遺伝子多型との関連性を解明する研究を行っている大学や病院臨床部門、製薬企業などの研究機関

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

◆ 関連サイト等

http://www.toshiba.co.jp/genome/index_j.htm

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●ジャポニカアレイに搭載するSNPの設計
  • ●ジャポニカアレイの試作と検証
    :岩田誠司(株式会社東芝)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●アレイ搭載用TagSNPの選択方法に係る特許出願(特許第6649650号)、2014年
  • ●Kakuta Y, Kawai Y, Okamoto D, Takagawa T, Ikeya K, Sakuraba H, Nishida A, Nakagawa S, Miura M, Toyonaga T: NUDT15 codon 139 is the best pharmacogenetic marker for predicting thiopurine-induced severe adverse events in Japanese patients with inflammatory bowel disease: a multicenter study. Journal of gastroenterology 2018, 53(9):1065-1078. 等

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

日本人の疾病や形質等と遺伝子多型との関連性を解明する研究が進展し、個別化予防・個別化医療の実現を加速させます。さらに、ゲノム解析や個別化予防・個別化医療分野での国際競争力向上に貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

生活習慣病
認知症


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