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腸内フローラから健康状態をチェック
製品名腸内フローラ解析サービス「腸内フローラチェック プレミアム」

◆ 中核機関名

弘前大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

株式会社テクノスルガ・ラボ
株式会社ミルテル

◆ 発売時期

2021年4月

◆ 製品・サービスの概要

利用者の便から腸内フローラを解析し、腸内フローラのエンテロタイプや“腸年齢®”などの腸内環境に関する項目を利用者へ提供する腸内フローラ解析サービスです。当初はWebを介した個人向けサービス『腸環チェック』を提供していましたが、販路拡大のため株式会社ミルテルと業務提携し、2021年4月よりクリニックを介したサービス『腸内フローラチェック プレミアム』にリニューアルしました。

売上高:200万円(2021年度見込み)

◆ 製品・サービスの特徴

腸内フローラは、年齢、性別、食習慣、疾患、抗生物質、ストレスなどのさまざまな外的要因を受け個人差が大きく、また日本人の腸内フローラは、海外で報告のある腸内フローラとは比較的異なっており、一概に海外の研究結果が当てはめられません。そのため、日本人の同年代の人との解析結果を比較することで、身近な健康維持指標として活用できます。
弘前大学COI拠点における腸内フローラ研究は、継続してデータの蓄積、解析が進められているため、本サービスにはその成果を随時組み込める特徴があります。報告書には、腸内フローラのマーカーとして腸年齢、エンテロタイプ分け、内臓脂肪とブラウティア、エクオール産生菌など、研究成果を盛り込み充実させています。
2021年3月に静岡市から、衛生検査所登録の認定を受けました。

概要図

◆ ターゲットユーザー

腸内環境が気になる方がクリニックで健康診断のオプションとして受診

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

ヒトのマイクロバイオーム世界全体の市場:5億650万ドル(2022年予想)
日本国内でサービスを使用することが想定される人数:年間2,000人程度、1検査当たり25,000円として、5,000万円位と想定

◆ 関連サイト等

https://www.tecsrg.co.jp/
https://www.mirtel.co.jp/service/flora/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●腸内フローラ解析技術、腸内フローラから腸年齢を推定するためのデータ解析技術
    :中路重之(弘前大学)
      望月淳、久田貴義(株式会社テクノスルガ・ラボ)
      工藤憲一(ICI株式会社)

◆ その他の貢献等

  • ●特許使用等に関して成果有体物契約を締結しており、サービス販売価格のうち、データ解析価格の50%(最低一解析あたり1,000円)の対価が拠点に還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●「腸年齢の算出方法、腸年齢算出式の作成方法、被験者への情報の提示方法、および腸年齢調節物質のスクリーニング方法」(特許出願番号:2018-075718)

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

健康チェックが身近なものとなり、健康への意識の向上・健康維持に向けた行動変容につながりました。

◆ 関連するSDGs・社会課題

生活習慣病
長寿命化


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