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セルフケアアプリとPHR の可視化で高血圧診療の効率化を支援
製品名すこやかダルマ/Logmoni

◆ 中核機関名

北海道大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

株式会社ORSO

◆ 発売時期

2019年2月

◆ 製品・サービスの概要

無料でスマートフォンにダウンロードできる高血圧セルフケアサポートアプリです。血圧/脈拍、体重、服薬記録、体温等といったPHR(パーソナルヘルスレコード)をデータ化することで、リスクに合わせた血圧目標値の自動設定、生活習慣改善のための自動アドバイス機能のサービスを受けられます。
また市販のIoTデバイス(バイタル測定機器)と統合することで、紙媒体の血圧手帳に代わって、スマートフォンの画面上で入力した血圧をグラフとして閲覧することが可能です。これらのデータは「Logmoni」クラウドを介して共有することにより、医療従事者は対面・非対面医療で活用することができます。
売上高:10万円(2021年度見込み)

◆ 製品・サービスの特徴

血圧測定を含む適切なセルフケアを実践するとアプリの画面上でポイントが授与され、楽しみながらセルフケアを強化・継続できます。血圧だけでなく体重・活動量・塩分摂取量・睡眠時間などの異なるデバイス間で取得された各種生体情報が、効率よく統合化されているのも特徴です。本システムを導入した医療機関とはアプリで記録したデータを共有できることから、診察時のコミュニケーションに活用できます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

高血圧患者(予備軍を含む)、医療関係者、大学・自治体・企業の保健センター・医務室など

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

高血圧患者および予備軍:4,300万人
循環器内科診療所:12,963医院

◆ 関連サイト等

https://sukoyakadaruma.webflow.io/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●ユーザー血圧値とリスク評価に基づく学習コンテンツの自動表示機能
    :横田卓(北海道大学病院)
     福島新(あさぶハート・内科クリニック)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●平成30年度AMED「IoT等活用行動変容研究事業」に採択
  • ●文部科学省科研費基盤C(2021-2023年度)に採択
  • ●横田卓(北海道大学)、生活習慣病の是正を目指したスマートフォンアプリの活用、日本臨床運動療法学会雑誌、22(2)、2021

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

セルフケアサポートシステムを構築することで行動変容を促し、高血圧性疾患の重症化予防に貢献します。医療現場ではPHR客観データの活用により、一人一人に寄り添ったケアを実現します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

生活習慣病
IT


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