生活習慣改善のための行動変容をICTでサポート
製品名MIRAMED(ミラメド)

◆ 中核機関名

東京大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 導入企業

三井住友海上火災保険株式会社
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
株式会社日立システムズ
ヘルスケアテクノロジーズ株式会社

◆ 発売時期

2021年4月(休業災害保険)
2021年11月(特定保健指導サービス)

◆ 製品・サービスの概要

AIなど独自のアルゴリズムにより、健診結果や生活習慣に関するアンケート結果などの健康情報から個々の生活習慣関連疾患のリスクを「見える化」し、生活習慣改善を支援する行動変容アプリケーション(スマートフォンアプリ)です。疾患リスクを閲覧でき(①わかる)、チャレンジ目標を選んで実践し(②つづける)、結果を登録して達成状況を確認し(③ふり返る)、生活習慣の改善を目指します(④達成する)。ICTのサポートにより、「自分ゴト化」を促進し、よりよい生活習慣行動への変容に結びつけていきます。

◆ 製品・サービスの特徴

管理画面でユーザーの情報を一元管理できるため、自治体や健保では対象者の、企業では従業員の健康状態を統計的に把握したり、保健指導担当者がより効率的で質の高い指導を実現することが可能となるなど、エビデンスに基づいた健康経営や保健指導を支援します。
この強みを生かし、MS & ADインシュアランスグループの休業災害保険の一種である「健康経営支援保険」に採用され、2021年4月から本格販売が開始されました。企業向け保険として、従業員の健康増進の取り組みをサポートする機能の提供、またその取り組みに基づいて保険料を割り引く仕組みの導入は、業界初となります。
このほか、株式会社日立システムズ、ヘルスケアテクノロジーズ株式会社では特定保健指導サービスとして提供されています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

特定保健指導の対象になった方、生活習慣関連疾患リスクがある方、健康経営に注力する企業の従業員

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

特定保健指導対象者:約500万人
メタボリックシンドローム該当者:約730万人
健康経営分野:約1兆円
休業災害保険の市場:約150億円

◆ 関連サイト等

https://precision.t.u-tokyo.ac.jp/
https://ms-gltd.jp/appli/
https://www.hitachi-systems.com/solution/s0310/miramed/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●機械学習を用いたリスク予測、ビジュアル化、アドバイスを東大独自の手法から開発されたアルゴリズムで行うシステム
    :岸暁子、中村正裕、Thomas Svensson(東京大学)

◆ その他の貢献等

  • 売上高に応じた特許料が東京大学に還元予定

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●特許6617991「将来像予測装置」特願2020-115700「健康支援装置、健康支援方法及びプログラム」ほか著作物10数件
  • ●関連商標:第6202003号「MIRAMED」(第9類 第35類 第42類 第44類)第6093377号「カラダ予想図」(第9類 第35類 第 42類 第44類)

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

優良な健康経営を実践している企業を顕彰する「健康経営優良法人」認定取得への関心が高まっている中、企業価値向上につながる健康経営の高度化やコロナ禍で必要とされるデジタルヘルスケアに貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

生活習慣病
IT


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