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マットの下に敷くだけでさりげなく眠りを見守る
製品名介護見守り用ベッドセンサ「Vital Beats」

◆ 中核機関名

山形大学(ビジョン3)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

株式会社フューチャーインク(COI発ベンチャー)
エヌ・デーソフトウェア株式会社

◆ 発売時期

2019年10月

◆ 製品・サービスの概要

シート型センサの技術を応用したベッドセンサです。センサで検知した情報はWifiでクラウド上にデータ転送され、エヌ・デーソフトウェア株式会社が製品化したWebアプリケーション、介護見守りシステム(製品名:Care Patrol)により、介護施設での見守りシステムとして使用できます。
台湾メーカーからの引き合いにより、台湾の病院では実証実験が行われています。

◆ 製品・サービスの特徴

Vital Beatsからの情報はWifiおよびインターネット回線を通じてクラウドに取り込まれ、介護施設等のスタッフや家族がVital Beats利用者の状態を、PCやスマートフォンでほぼリアルタイムで確認することが可能です。
薄くて軽いしなやかなフィルム状、かつ高感度であるため、マットレスや布団の下に敷くだけで、寝ている方に違和感なく心拍と呼吸をモニタできます。さらに、心拍と呼吸の情報から眠りの深さを評価する機能も備えています。

概要図

◆ ターゲットユーザー

高齢者、施設介護、在宅介護

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

介護施設の総ベッド数(180万床)×ベッドセンサ単価(15万円)=2,700億円

◆ 関連サイト等

http://www.futureink.co.jp/
https://www.ndsoft.jp/
https://www.ndsoft.jp/column/22882

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●シート型振動センサの技術
    :時任静士、熊木大介(山形大学)

◆ その他の貢献等

  • ●売上高の一部が共同研究費として拠点へ還元

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●熊木大介、関根智仁、時任静士、"強誘電性高分子を用いた圧力センサのヘルスケア応用"、日本写真学会誌、vol.82、p10-12(2019)
  • ●熊木大介、「印刷プロセスを使った有機集積回路の高性能化技術」、JOEM アカデミー2016プログラム、山形大学工学部、山形県、2016/9/29

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

利用者に違和感を与えることなく、利用者の体調の変化や利用状況を可視化できるようになることで、介護従事者の負担を軽減させるとともに、介護の質の向上に貢献します。

◆ 関連するSDGs・社会課題

高齢社会
人材不足


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