JSTトップ > COIプログラムトップ > 取組成果 > 成果集 > zaRitz(ザリッツ)BM-220

イスから立ち上がるだけで脚の筋力とバランスを測定
製品名zaRitz(ザリッツ)BM-220

◆ 中核機関名

北海道大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

株式会社タニタ

◆ 発売時期

2016年6月

◆ 製品・サービスの概要

専用アプリケーションソフトの指示に従ってイスから立ち上がるだけで、誰でも簡単に脚の筋力やバランス能力といった運動機能の状態を確認できる運動機能分析装置です。
現在研究しているテーラーメイド健康教室の評価にも使用されています。
中国、ヨーロッパにも展開中です。

◆ 製品・サービスの特徴

要介護となる原因の2割以上が骨折・転倒、筋肉疾患といわれている中、従来、運動機能の見える化には、時間やスペースが必要でした。本製品では、イスから立ち上がるだけで、脚の筋力とバランスの状態を計測し、「パワー」「スピード」「バランス」の3項目を評価します。従来のさまざまな体力テストと異なり、場所を選ばず短時間でチェックすることが可能です。
また、専用アプリケーションソフトはタニタのプロフェッショナル仕様の体組成計に対応しており、本機と組み合わせて測定することで全身や部位ごとの筋肉量や左右のバランスなど、脚の運動機能の状態を総合的に評価できます。

概要図

◆ ターゲットユーザー

高齢者、高齢者の介護予防事業者・自治体

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

高齢者福祉施設や運動教室、介護施設、医療・研究機関などを中心に年間5,000万円(100台/年)の販売を計画

◆ 関連サイト等

https://www.tanita.co.jp/product/g/_BM2200003A/
https://www.tanita.co.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●脚伸展筋力と重心動揺評価による身体能力総合評価機器基盤の確立(立ち上がり動作から下肢筋力を測定するための評価基盤)
    :佐藤富男、香坂弘樹、酒井良雄、深山知子(株式会社タニタ)

◆ その他の貢献等

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●「運動機能評価装置及び運動機能評価方法」、特許第6183827号
  • ●Shen S, Abe T, Tsuji T, Fujii K, Ma J, Okura T. The Relationship between Ground Reaction Force in Sit-to-stand Movement and Lower Extremity Function in Community-dwelling Japanese Older Adults Using Long-term Care Insurance Services. Journal of Physical Therapy Science 29(9): 1561-1566, 2017.

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

自身の筋肉量や運動機能の状態を正しく把握できるようになることで、骨折・転倒や筋肉疾患などの予防・早期発見が可能となり、「健康寿命の延伸」へとつながります。

◆ 関連するSDGs・社会課題

高齢社会
長寿命化


TOP