野菜摂取レベルを手のひらで“見える化”
製品名ベジチェック®

◆ 中核機関名

弘前大学(ビジョン1)

製品・サービスの概要

◆ 関連企業

カゴメ株式会社

◆ 発売時期

2019年7月

◆ 製品・サービスの概要

LEDを搭載したセンサーに手のひらを当てるだけで、野菜摂取レベルを推定することができる機器で、ドイツbiozoom社と共同開発しました。皮膚のカロテノイド量を非侵襲で測定し、野菜摂取レベル(0.1~12.0の120段階)と野菜摂取量の推定値(g、段階表示)を表示します。

売上高:4,200万円(2020年度)

◆ 製品・サービスの特徴

野菜摂取レベルと野菜摂取量推定値の算出に当たっては、皮膚のカロテノイド量を測定します。LEDを搭載したセンサーに手のひらを当て、数十秒で測定が完了することから、利用者がその場で結果を見ることができます。
企業や自治体の健康増進支援ツールとして、健康管理や健康診断での食事指導など、幅広く活用可能です。

概要図

◆ ターゲットユーザー

健康の維持・増進のために野菜摂取不足を解消したい健康な方々

ターゲットユーザー

◆ 市場規模

野菜摂取不足を啓蒙したい学童期以降の日本人(食育を含め10歳以降を想定):1億1,486万人

◆ 関連サイト等

https://www.kagome.co.jp/products/healthcare/column/vegecheck/
https://www.kagome.co.jp/

COIプログラムの寄与

◆ 技術面での貢献

  • ●皮膚カロテノイド測定システム(LEDを搭載したセンサーに手のひらを当て、数十秒で測定が完了)、機器の測定値と健康との関連性を示すエビデンスの獲得
    :菅沼大行、松本舞、林宏紀(カゴメ株式会社)
     中路重之、伊東健(弘前大学)

◆ その他の貢献等

  • ●2019年7月から本機器のレンタル・リース事業を開始し、COI弘前拠点が実施するQOL健診、岩木健康増進プロジェクト健診でもトライアルを実施

◆ 知財・論文・発表等の成果

  • ●「 ベジチェック」(商標登録番号:第6237908号)
  • ●Matsumoto M, Suganuma H, Shimizu S, Hayashi H, Sawada K, Tokuda I, Ihara K, Nakaji S. "Skin carotenoid level as an alternative marker of serum total carotenoid concentration and vegetable intake correlates with biomarkers of circulatory diseases and metabolic syndrome", Nutrients, 2020 Jun 19;12(6):E1825. doi: 10.3390/nu12061825.

社会経済的な効果

◆ 人や社会への影響

健診参加者間の野菜摂取への関心増加、ベジチェック値の上昇に伴う緑黄色野菜購入量増加など、意識向上が見られました。

◆ 関連するSDGs・社会課題

生活習慣病
食育


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