nanotech2021に出展しました。
JST保有のナノ材料・ナノデバイスに関する厳選技術を紹介しました。
知的財産マネジメント推進部は、ライセンスによる技術移転を見据えて2020年12月9日(水)~11日(金)に東京ビッグサイトで開催された「第20回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議(nano tech 2021)」に出展しました。JSTが保有する特許等の中から、ナノ材料・ナノデバイスに関連する厳選した技術を紹介しました。
今回は、光電変換素子、ナノダイヤモンドや発光タンパク質を用いたバイオイメージング・計測の技術に関する展示を行いました。
■ nanotech2021出展概要
- 【会期】
- 2020年12月9日(水)~12月11日(金)
- 【会場】
- 東京ビッグサイト 西ホール(JSTのブースは西1ホール、小間番号は1W-H15です。)
〒135-0063 東京都江東区有明3-11-1
- 【公式WEBサイト】
- https://www.nanotechexpo.jp/main/
- 【ビジネスマッチングシステム】
- nanotech2021では事前商談アポイントのためのシステム(特許第5843841号)が用いられております。
本システムは、事前に出展者および来場者が基本情報を登録し、目的に合った交渉相手を検索の上、面談を申し込むことができるシステムです。
■ 出展技術のご紹介
No. | 技術の名称 | 代表発明者・所属 | 技術の概要 | 国際公開番号 /Pub No.(WIPO) |
関連資料 |
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1 | 有機ー無機ハイブリッド型ペロブスカイト光センサー Organic-inorganic hybrid perovskite optical sensor |
石井 あゆみ (JSTさきがけ 桐蔭横浜大学) |
高感度・高効率な光検出を低電圧駆動で実現可能な、有機-無機界面で光電流増幅を促す新しい光センサーを開発しました。 具体的には、可視光(400~800nm)に対して光電流増幅率2900倍、受光感度1000A/Wを達成しました。 駆動電圧は乾電池レベル(1V以下)です。 |
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2 | ナノダイヤモンドを用いた生体内たんぱく質構造解析技術 Nanodiamond in vivo protein structure analysis technology |
白川 昌宏 (京都大学) 五十嵐龍治 (量子科学技術研究開発機構) |
蛍光観察による磁気共鳴スペクトル分析(ODMR)信号強度の増強が可能な、ナノダイヤモンド表面の化学修飾手法を開発しました。 従来の2.5倍以上のODMR強度の画像が得られています。また、タンパク質1分子の回転方向の動きが計測できる空間分解能が高い観察手法を開発しました。 これらの手法により、非侵襲・リアルタイムのタンパク質1分子の構造情報が取得可能です。 |
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3 | 蛍光・化学発光タンパク質を応用した解析技術 Fluorescence and chemiluminescence protein analysis |
永井 健治 (大阪大学) |
従来の蛍光・化学発光タンパク質を改良し組み合わせることで、単一分子も検出できる高輝度・マルチカラーの“ナノランタン”を開発しました。 各種イメージング・計測技術への応用、さらには商品開発へと展開しています。 |
※ご関心がある方は是非下記お問い合わせ先までご連絡ください。

〒102-8666 東京都千代田区四番町5-3 サイエンスプラザ
国立研究開発法人科学技術振興機構
知的財産マネジメント推進部 知財集約・活用グループ
TEL:03-5214-8486 FAX:03-5214-8417 E-mail:
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