文部科学大臣賞

羽藤 晋
- 企業名
株式会社セルージョン 受賞者インタビュー記事
- 代表者氏名
- 羽藤 晋(代表取締役社長CEO)
- 支援大学等
- 慶應義塾大学 医学部 眼科学教室 特任教授 榛村 重人
- 支援企業
- 株式会社ニコン・セル・イノベーション 代表取締役 中山 稔之
- 事業内容
- 水疱性角膜症に対するiPS細胞を用いた角膜再生医療の研究開発
- 会社概要
iPS細胞から角膜内皮代替細胞CLS001を効率的に作製する特許技術を基に、角膜移植におけるドナー不足等の供給制約の解消を目指し、国内およびグローバルでの企業治験に向け準備を進めている。更にペイシェント・セントリシティの考え方に立ち、現在の医学が抱えるアンメットメディカルニーズに最先端の細胞治療技術で応えていくため、後続パイプラインを拡張している。
- 大学等による支援内容
- 大学との共同研究により最先端のアカデミアの知見、施設や人材等の活用。また、慶應義塾大学病院における医師主導臨床研究においてFirst in human の移植を実施し、研究開発を推進する上で重要なデータを得ることに繋がっている。
- 企業による支援内容
- 株式会社ニコン・セル・イノベーションが持つ製法開発のノウハウを利用することにより、CLS001の製法開発が加速すると伴に、 細胞加工施設で製造された細胞を用いての各種非臨床試験に関するデータの整備が進み、臨床試験の準備が飛躍的に進んだ。
- 受賞理由
- セルージョン社はiPS細胞由来の⾓膜内⽪代替細胞を⽤いる水疱性角膜症の新たな治療法を開発している企業。治療法の確立に向けて開発推進体制が構築され、臨床研究を着実に進めている。従来法の課題を克服する可能性を秘めた製品・技術であり、当社の再生医療技術が受け入れられ、世界の角膜移植待機患者の希望となることが期待される点が高く評価された。