文部科学大臣賞


左:三宅 洋 右:森下 大輔
- 企業名
Chordia Therapeutics株式会社
- 代表者氏名
- 三宅 洋(代表取締役)
- 森下 大輔(Chief Scientific Officer)
- 支援大学等
- 京都大学 大学院医学研究科腫瘍生物学講座 教授 小川 誠司
- 事業内容
- 【日本発】【世界初】新しい抗がん剤を創生することにより次世代のがん医療の実現に貢献する
- 会社概要
新しい抗がん剤の創生により次世代のがん医療の実現に貢献し、未だ治療方法が確立されていないがん患者に対して治療薬を届けるべく研究開発に取り組んでいる。 この過程において国内アカデミア、投資家、行政機関等との協力体制を築き、日本の創薬エコシステムの発展に貢献していくことも志している。 そして日本発の研究開発型の製薬会社として成長し、日本における新たな医薬品開発の拠点となることを目標としている。 2020年には小野薬品との大口ライセンス契約を結び、今年には40億円の調達を行うとともに、メディパルホールディングスとの業務提携を合意するなど事業を加速している。
- 大学等による支援内容
- MALT阻害剤の創生はアカデミアシーズを最大有効活用し、この世に無い医薬品の創生に取り組むものであった。 この成功を踏まえて京都大学においてChordiaとの共同研究講座「次世代腫瘍分子創薬講座」を設立し、産学連携をさらに推し進めている。
- 受賞理由
- 新しい抗がん薬を開発する企業。パイプラインの一つであるスプライジング制御薬の開発が、新たな抗がん薬となり、世界を舞台に今後活躍することが期待される。 また、開発・事業化のプロが大学のシーズをパイプライン化していくことを強みとしており、産学官が一体となり大学の知を生かし創薬事業を展開することを目指している点も高く評価され、 今後の創薬業界の新しいロールモデルとしても期待される。