JST(理事長 濵口 道成)は、戦略的創造研究推進事業 総括実施型研究(ERATO)において、平成30年度の新規研究総括および研究領域を下記のとおり決定しました(資料1)。
本事業は、国が定めた方針の下で戦略的な基礎研究を推進し、社会的・経済的価値をもたらす科学技術イノベーションを生み出す、新たな科学知識に基づく革新的技術のシーズを創出することを目的としています。国(文部科学省)が戦略目標を設定し、その下にJSTが推進すべき研究領域と、研究領域の責任者(研究総括)を定めます。
ERATOでは、有識者から構成される選考パネル(資料3)を設置し、研究総括および研究領域を選考します(選考の観点は資料2)。選定された研究総括が独創的な構想に基づく研究領域(プロジェクト)を自らデザインし、3~4程度の異なる分野・機能からなる研究グループをさまざまな専門性やバックグラウンドを持つ研究者の結集により構成し、研究プロジェクトを指揮する点に特徴があります(研究期間:5年程度、研究費総額:上限12億円(直接経費))。
選考では、推薦公募およびJST独自調査により作成した候補者母集団(4,697名)について、パネルオフィサーの協力によりさらに絞り込み、研究提案を依頼すべき候補者を計29名選出しました。これらの候補者について書類査読と面接選考(事前評価)を実施し、計2件の研究総括および研究領域を決定しました。