今年度の選考は、以下(1)~(8)のような流れで行いました。
(1)候補者母集団の形成
以下の①~⑤の方法により、ERATOの選考対象者となる候補者母集団数として合計4,697名をリストアップしました(前年度は、1,679名)。
- ① ホームページや募集説明会等を通じて、候補者の推薦公募(他薦)の実施
- ② 学協会関係者等へのアンケート調査の実施
- ③ 論文分析データ等に基づく有力研究者情報の収集
- ④ JST内外の主要研究資金の受給者や主要な賞の受賞者情報の収集
- ⑤ JST内での有力研究者情報の収集
(2)候補者母集団の絞込
パネルオフィサーの協力の下、以下の①~③の方法により、4,697名の候補者母集団から、「ERATO候補テーマ探索調査」依頼対象者110名を絞り込みました。
- ① 上記(1)-①における推薦書の記載内容確認
- ② 有力候補者へのインタビューの実施
- ③ 関連学会、シンポジウム等への参加および情報収集
(3)「ERATO候補テーマ探索調査」の実施
- ① 上記(2)により絞り込んだ110名の有力候補者に対して、「ERATO候補テーマ探索調査」への協力を依頼し、97名より回答が提出されました。
- ② 同調査票のパネルオフィサーによる確認を経て、29名の構想提案者を絞り込みました。
(4)研究構想提案
- ① 上記(3)-②により絞り込んだ29名の構想提案者に対して、ERATO研究構想の提案依頼を行い、27名より研究構想が提出されました(うち3件は、共同提案者を含む)。
- ② 構想提案期間は平成30年5月30日から7月18日(ただし、「大阪府北部の地震」、「平成30年7月豪雨」で被災した提案者について、提案締切を1週間延長可能とした。)
(5)研究構想の事前査読
- ① 27件の構想提案について、パネルオフィサー、パネルメンバーおよび外部評価者(海外の機関に所属する研究者を含む)による事前査読を行いました。
(6)書類選考会
- ① 「選考の観点」やパネルオフィサーによる「選考の方針」を十分に考慮した上で、面接選考に進む構想提案7件を選定しました。
(7)面接選考会
- ① 上記(6)-①で選定された中から、2件の採択候補案件の選定を行いました。
(8)新規研究総括および研究領域の選定(本プレス発表)