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研究成果
第1期研究成果

光と相互作用するエネルギー変換高分子系の構築
中野 環(奈良先端科学技術大学院大学)
概要
 ジベンゾフルベン(DBF)およびその誘導体が効率よくビニル重合し、主鎖が概ねジグザグで側鎖の芳香環が積層した-スタック型高分子を与えることを見いだした。光物理化学的、電気化学的基礎物性を検討した結果、光励起エネルギーおよび電荷がスタックした複数の電子系間に非局在化することが明らかになった。これらの基礎的性質に基づいて、ポリDBFは、効率のよい励起エネルギー移動媒体となり、また、ビニルポリマーとしては最も高いホール移動度を示した。以上に加えて、キラル触媒を用いた重合によるポリDBF誘導体への一方向巻きらせん構造の誘起、フルオレン残基を有するポリマーを用いた超分子スタック構造の形成、およびDBFの固相重合により酸素との共重合体の合成についても検討した。
要旨
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