←back
ホウ素の輸送を利用した生物制御と環境浄化
藤原 徹(東京大学)
本研究はホウ素輸送体の研究を通じて、生物におけるホウ素輸送を制御することを目的として行った。ホウ素栄養条件によってホウ素輸送体の蓄積が制御されていること、ホウ素輸送に関与する新たな輸送体を複数同定したこと、ホウ素輸送体発現を人為的に調節することによって、ホウ素欠乏条件での植物の生育の改善に成功した。また、これらの研究を通じて、真核生物ではじめてのモリブデンの輸送体の同定に成功した。
(PDF)