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ナイル流域における食糧・燃料の持続的生産

環境・エネルギー(地球規模の環境課題)

エジプト・アラブ共和国

終了

ナイル流域における食糧・燃料の持続的生産

限りある水資源を食糧問題の解決に!
持続可能な農業を目指して

  • SDGs02
  • SDGs06
  • SDGs15

研究代表者

    • 佐藤 政良

      筑波大学 生命環境系 名誉教授
    • researchmap

相手国

エジプト・アラブ共和国

国内研究機関

鳥取大学

相手国研究機関

カイロ大学(CU)

採択年度

平成20年度(2008年度)

研究期間(採択時)

5年間

研究課題の概要

水資源を生み出して沙漠を農地に変える節水作戦
 ナイル川に頼る乾燥地エジプトでは急激な人口増加が進み、食糧増産と雇用拡大が緊急課題となっている。だが主要な農業地域であるナイルデルタでの生産量は限られ、使えるナイル川の水資源も限界に達した。そこでデルタ地帯の既存農地で水利用の合理化、節水を行い、生み出した水を周辺の沙漠地帯に送って農地開発を進め、食糧生産の拡大を図る必要がある。そのためにデルタでの灌漑(かんがい)用水や農地の効率的・持続的な利用法を構築する。

ナイルデルタの水と農業の現状を解明し、農村のあり方を探る
 様々な灌漑方法で主要作物を栽培し、作物の反応、消費水量、収量および塩害に与える影響などを作物・土壌・気象の3分野から検討している。また農民の水管理行動、水動態なども観測、分析し、効率的で持続可能な農業および水管理のモデル確立を目指す。

研究実施風景

イメージ1

ナイル三角州平野は古くからの食糧生産基地

イメージ2

ナイル川から運ばれた水は、最後にポンプで農地に灌漑される。雨が降らないエジプトでは、農民にとってこの水だけが頼りだ。

イメージ3
イメージ4

研究プロジェクトWEBサイト

プレスリリース

実施報告書

評価報告書

中間評価報告書 終了時評価報告書 追跡評価報告書

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