認知発達ロボティクスのアプローチ

認知発達ロボティクスのアプローチ

個体ベースの認知発達で、計算論的には個体内の学習・発達メカニズムが焦点となり、個体間の相互作用による社会性の発達では他者を含む環境設計が課題となる。また、これまで、認知発達ロボティクスでは認知発達の計算モデルの構築が主であったが、人間自身の発達過程の理解を深める上で、人間を知るための新たな手段の提供も考慮されるべきであろう。まとめると、

  • A: 認知発達の計算モデルの構築
    1. 仮説生成:既存分野からの知見を参考にした計算モデルや新たな仮説の提案
    2. コンピュータシミュレーション:実機での実現が困難な過程の模擬 (身体成長など)
    3. 実エージェント(人間、動物、ロボット)によるモデル検証 → 1ヘ
  • B: 人間を知るための新たな手段やデータの提供 → 結果の A へのフィードバックや A から の結果のフィードバックもあり.
    1. イメージングによる脳活動の計測
    2. ヒト,動物を対象とした検証実験
    3. 新たな計測手段の開発と利用 (提供)
    4. 再現性のある(心理)実験対象の提供