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大学発ベンチャー表彰2017 受賞者一覧

表彰式では受賞者ピッチもございます。是非ご来場ください。

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文部科学大臣賞

企業名
 株式会社PKSHA Technology(パークシャテクノロジー)
代表者氏名
上野山 勝也(代表取締役)
支援大学
東京大学 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授 松尾 豊
事業内容
既存のソフトウェアやハードウェアを知能化させる技術として、深層学習を中心としたアルゴリズムモジュールを提供
会社概要
深層学習技術を用いた「各種ソフトウェア・ハードウェアを知能化する技術」の研究開発と社会実装を行う東京大学発ベンチャー企業として、東京大学松尾研究室の卒業生により設立。現在従業員人数は約40名で、9割が情報科学分野のエンジニアと研究者で構成される。先端アルゴリズムの実装をワンストップで行うべく、東京大学、東京工業大学、東北大学、 奈良先端科学技術大学の情報科学分野の研究者が多く所属し、先端情報技術の産業応用という文脈にモチベーションを持ち、製品開発・ビジネス開発を行っている。
大学による支援内容
現代表の上野山が東京大学の松尾研究室の博士在籍時に、機械学習に関わる研究に従事し、その後創業した。現在は松尾氏が技術顧問として参画し、継続して事業への技術的アドバイスを実施している。
受賞理由
様々な大学の研究室の知恵を結集し、人工知能領域のアルゴリズムサプライヤーとして、大手企業のインフラを活用しながら、各領域のトップ企業へアルゴリズムを提供するなど大企業との連携を元にした急速な成長等が高く評価された。今後国内のみならずグローバルな活躍を大いに期待する。

経済産業大臣賞

企業名
 ティエムファクトリ株式会社
代表者氏名
山地 正洋(代表取締役)
支援大学
京都大学 大学院理学研究科化学専攻 准教授 中西 和樹
支援企業
YKK AP株式会社 経営企画室 事業開発部長 東 克紀
事業内容
超軽量透明断熱材SUFA(スーファ)の事業化
会社概要
京都大学と共同で開発した、地球上の透明固体の中で最も軽く、最も高い断熱性能を持つエアロゲルの一種であるSUFAの実用化を行っている。従来、コストが高く、一般利用は困難であったエアロゲルを超臨界乾燥装置が不要なプロセスを確立し、1/60という超低コストを実現した。窓などの真空層に変わってSUFAを利用することで高い断熱性能を得られ、将来的には、SUFA自体が超高断熱軽量ガラスとして、世界中の窓ガラスをリプレイスすることを目指す。
大学による支援内容
京都大学大学院理学研究科化学専攻中西研究室との共同研究体制の中で、常圧乾燥エアロゲルの基本製造ノウハウを確立した。同研究室は、世界最先端のエアロゲルの研究拠点であり、かつ当社の基本ノウハウの構築に深く寄与している。
企業による支援内容
SUFAを利用したガラスその他パネル材などの建材製品への応用を課題とし、共同で研究開発を実施している。主に製品としてSUFAを実装した際の要素試験や、窓としての実装試験を進めており、製品開発や販売体制構築の一端を担っている。また現在、SUFAを搭載した「未来窓プロジェクト」が進行中である。
受賞理由
モノリス化された透明断熱材エアロゲルは、高い断熱性能と光透過性から応用範囲が非常に広く、素材ベンチャーとしてのポテンシャルの大きさ等が高く評価された。YKK APとの協業を通じ、建材としての活用が実装されれば社会的なインパクトは大きく、国内のみならず、世界的な活躍が期待できる。

科学技術振興機構理事長賞

企業名
 株式会社サイフューズ
代表者氏名
川野 隆清(代表取締役社長)
支援大学
佐賀大学 医学部臓器再生医工学講座 教授 中山 功一
事業内容
再生医療・創薬支援用途等の細胞製品の開発・製造受託等及びそれらのシステムの開発・販売等
会社概要
サイフューズは「革新的な三次元細胞積層技術の実用化を通じて医療の飛躍的な進歩に貢献する」という企業理念のもと、佐賀大学・中山教授が発明した独自の三次元細胞積層技術を用いて作製した、細胞のみから成る立体的な細胞構造体を実用化することを目指している再生医療ベンチャーである。アカデミアや企業等との連携により、1日でも早く患者さまに新しい治療選択肢を届けられるよう細胞製品の開発に取り組んでいる。
大学による支援内容
佐賀大学とサイフューズは、細胞製血管の共同開発をはじめとして、再生医療パイプライン開発及び三次元細胞積層技術開発について、基礎研究から臨床、その先の事業化までを見据えた開発をシームレスに行う共同体制を構築している。
受賞理由
独自の細胞積層技術を有し、様々な大学と協力し、複数の再生医療製品の導出に向けて研究開発を進捗させている点等が高く評価された。三次元化技術は再生医療市場の3割超に必要とされる技術であり、今後広く基盤的な技術として普及し、大きなインパクトを創出することが期待できる。

新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞

企業名
 株式会社FLOSFIA(フロスフィア)
代表者氏名
人羅 俊実(代表取締役社長)
支援大学
京都大学 工学研究科 附属光・電子理工学教育研究センター 教授 藤田 静雄
支援企業
株式会社東京大学エッジキャピタル(UTEC) 代表取締役社長 郷治 友孝
事業内容
注目の新材料「コランダム構造酸化ガリウム」を用いた超低損失・低コストなパワーデバイスの開発・製造販売
会社概要
画期的新材料「コランダム構造酸化ガリウム」を用いたパワーデバイスの事業化に取り組む。ACアダプタやモーター駆動回路、インバーターなどの電力変換機における二つの課題「物理形状が大きく変換損失が大きいこと」の解決を目指している。既に世界最小の特性オン抵抗を有するダイオード(SBD)の試作に成功。開発した新プロセス「ミストドライTM法」を活用した、電子材料やめっき、コーティング領域等への展開にも取り組む。
大学による支援内容
「ミストドライTM法」の元となる「ミストCVD法」の開発に成功、それにより、新材料「コランダム構造酸化ガリウム」を生み出した。FLOSFIA起業後は共同研究を実施し、学術的視点での材料物性評価やプロセス技術の構築などを推進、強固な協力体制を築いてきた。
企業による支援内容
役員・従業員わずか3名、特許出願1件というアーリー段階から投資を引き受け、ハンズオンで継続的な支援を実施。資本政策や事業計画の立案、販路開拓など多方面でのサポートを通じて会社のリソース不足をカバー、事業化加速に多大な貢献をいただいた。
受賞理由
酸化ガリウムの単結晶を実現し、超低損失、低コストなパワーデバイスの試作に成功している。その独自技術とUTECの支援、大手企業との協業等、外部リソースを活用し、実用化を進捗させている点等が高く評価された。電化製品から車載機器まで応用可能性は非常に広く、今後大きく成長することが期待できる。

日本ベンチャー学会会長賞

企業名
 ORTHOREBIRTH株式会社(オルソリバース)
代表者氏名
西川 靖俊(代表取締役社長)
支援大学
名古屋工業大学 大学院工学研究科 生命・応用化学専攻 教授 春日 敏宏
事業内容
整形外科分野で利用する手術用人工骨充填材の製造販売
会社概要
2011年6月に設立、整形外科分野で利用する手術用人工骨充填材の製造販売を行う企業。綿形状の人工骨充填材は、世界で唯一の製品であり、これまでの顆粒状やブロック状、ペースト状の人工骨に比べ、圧倒的な形成性の高さを持つ製品として日本発の技術から生まれた製品である。日本発の技術として、米国FDAの510(K)クリアランスを取得し、米国で販売を行っている。
大学による支援内容
基礎技術は、名古屋工業大学の春日敏宏教授の研究室で研究開発がおこなわれていた綿形状人工骨充填材の基礎研究技術であり、弊社は共同研究により、実用化研究を重ね、米国FDA510(K)のクリアランスを取得し、米国への輸出販売を開始した。
受賞理由
外部機関の協力を得ながら独自技術を用いた綿状人工骨を実用化している。米国で先行しての実用化を行うなど、思い切った戦略を確実に実現している点等が高く評価された。今後、綿状人工骨の日本、台湾、欧州への展開の他、コア技術の応用展開も進んでおり、大きな成長が期待できる。

アーリーエッジ賞

企業名
 株式会社 Lily MedTech(リリーメドテック)
代表者氏名
東 志保(代表取締役)
支援大学
東京大学 大学院医学系研究科 教授 東 隆
事業内容
医用超音波技術を活用した、既存の乳がん検診・診断装置の課題を克服する乳房用超音波画像診断装置の開発・製造
会社概要
JSTのCOIプログラムでの研究成果をベースに、NEDO-STSの助成により2016年5月に起業。リング状のエコー装置による乳房撮像に加えて自動計測および読影支援技術を確立することで、(1)高濃度乳腺受診者の早期がんの発見、(2)被曝リスクの排除による30代への適用、(3)技師・読影の習熟度への依存の排除を実現し、最終的には検診率及び初期段階での乳がん発見率の向上を目指す。
大学による支援内容
東京大学医学系研究科における医用超音波技術の研究成果を技術基盤として起業。同研究科と診断用の生体情報可視化アプリケーションの共同研究を継続中。また、臨床研究の実施にあたり、東京大学医学部附属病院及びつくば国際ブレストクリニックにご協力・ご助言頂いている。
受賞理由
普及のためには今後超えるべきハードルもあるが、実現すれば既存の乳がん検査の課題を克服しうる社会的意義の高い製品である。起業直後ながら臨床試験を開始しているなど、スピード感のある事業展開を行っている点等が高く評価された。早期実用化による大きな成長を期待したい。

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