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<アンケート>
  対象:H19〜21年度に「つなぐしくみ」へ申請いただいた方(研究者、技術移転支援者、産学連携担当部署の方、共同研究機関の方)
  時期:課題の評価分析結果を送付した後(支援課題は目利きレポート送付・支援開始後)
  方法:メールによる調査票の送付・回収
  回答率:送付数1,342名/回答数 566名 (42%)


本事業の利用者に、上記の要領でご意見・ご感想をお聞きしました。その結果を以下にまとめました。

1.評価分析結果(目利きレポート)に対する満足度

支援を受けた申請者は9割以上が満足。
支援を受けなかった申請者でも5割弱が満足!

目利きレポート(支援課題)に対する満足度

<目利きレポート(支援課題)に対する満足度>
※有効回答222件

評価分析結果通知(不支援課題)に対する満足度

<評価分析結果通知(不支援課題)に対する満足度>
※有効回答324件


「満足」の理由
・関連特許や研究の波及効果の解析など、個人ではなかなか手がまわらない部分がレポートされており、今後の研究展開に役立つと思われる。(支援課題)
・特許成立のために必要なこと、市場規模,可能性のある共同研究先などが細かく記載されており、大変参考になった。また、今後の研究や大型資金獲得のためのモチベーションとなっている。(支援課題)
・特許性を持たせるためのアドバイスや社会の中での用途について,発明者やコーディネーターでは気付き得なかった部分の指摘がいただけたと感じている。(不支援課題)
・不支援課題に対しても、実用化研究支援に本来必要な「特許成立可能性」、他社の競製品に対する優位性に関する「展開可能性」、技術の最適な応用分野などを示す「その他」の項目の評価結果が記載されていて良い。(不支援課題)
・研究者にとって、自分の研究を客観的に見直す機会になった。(不支援課題)
・評価結果が公平に見られており、教員にコーディネートする時に第三者の意見として使わせてもらっている。(支援・不支援課題)

「不満」の理由(不支援課題に対するご意見)
・不支援課題のレポートについても今後の研究方向の参考になるような解析や助言がほしい。
・評価者の私見でも良いので、もっと市場・技術の分析がほしい。
・申請課題の技術が、この分野の企業・業界に関心をもたれそうかどうかの意見もいただけるとありがたい。
・関連企業の情報提供だけでなく、JSTが実際に企業の紹介までをサポートしてくれると助かる。
・不支援課題はあまり深く解析されていないようである。また、評価者の専門性と特許内容の専門性が合っていないので、調査報告は十分なものとはいえない。
・1ヶ月くらいで調査結果を送付してもらえるとありがたい。

2.調査期間

申請者の3〜4割程度がより早い審査を希望。
充実した評価を望む声が1割程度。

申請締切から目利きレポート送付(支援課題)までの期間について

<申請締切から目利きレポート送付(支援課題)までの期間について>
※目利きレポート送付までの期間は平均で104日。有効回答212件。

申請締切から評価結果連絡(不支援課題)までの期間について

<申請締切から評価結果連絡(不支援課題)までの期間について>
※評価結果通知(速報)までの期間は平均で56日。有効回答317件。


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3.今後の「つなぐしくみ」への申請について

募集があれば7割以上の方が今後も申請を希望している。

今後「つなぐしくみ」に申請したいか

<今後「つなぐしくみ」に申請したいか>
※H20年度の申請者の回答。有効回答261件。


事業スキーム改善の希望
・評価分析をできるだけ早く(2ヶ月以内)にお願いしたい。
・「今後解決すべき事項」や「申請課題の新規性・優位性」等に対する技術的な評価をもっと充実して欲しい。
・研究内容をより正確に評価できるようヒアリングなどを導入して欲しい。
・募集を特許出願前案件に限定し、採択案件を特許調査するような事業があると良い。
・共同研究企業等への継続的で積極的な助言を期待している。
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4.「つなぐしくみ」への意見・感想(自由記述より抜粋)

◆本事業の良い点
<充実した調査結果・アドバイス>
・学内では行き届かない調査内容の正確さと豊富さ調査結果とご経験に基づく指導内容の素晴らしさを目の当たりにして、本制度の良さを認識しました。
・自分たちでは手に入りそうにない業界の情報等を教えて頂けるので、非常に有用性が高い。
・大学発の特許に対して、大学の中だけでは得難い多角的な評価をいただくことができ、補強すべき点や伸ばすべき点など、今後の研究の指針となるアドバイスを多々いただけたことはとてもよかったと思います。
・特許性、技術優位性、市場性、事業可能性、共同研究先候補などの情報がコンパクトにまとまっている点。
<第三者による評価のメリット>
・第三者の評価は、本人の気づかない、あるいはこれで良いという思いこみに対して大変役に立ちます。
新しいアイデア、発想の転換のきっかけとなる可能性が多いにある意義深い事業であると思う。
大学で眠っている意外な(潜在的な)特許が、日の目を見る可能性が出てくること。
<ユニークさ>
・他のJSTの事業、例えば競争的研究資金のような事業は他の省庁にも類似のものがありますが、本事業は独特のもので代替ができません。さらに、特許に代表される研究成果の目利きは、大学にとって極めて重要なことですが、現在の大学の体制では「つなぐしくみ」のような評価はとてもできず、国の事業に頼らざるをえません。この事業の早期の復活を希望します。


<実用化に向けた意識の向上>
研究者に事業化を意識させる良い制度である。
・次へのステップを示唆して頂いて感謝している。次のグラントがとれないと、ともすれば研究の方向性を変更したくなる誘惑に駆られるが、技術移転プランナーをはじめJST関係者に励まされ、何とか実用化に向けて努力しようと改めて意を強くする契機となり、ありがたく思っています。
・私は臨床医ですので実用化や特許についての知識が全くありませんでした。実用化や特許を見据えての研究というものに慣れておらずJSTと私の間に乖離があったことを実感しました。これを丁寧に説明していただきたいへん勉強になりました
・応募ごとに厳しいご批評を頂くことができました。JSTの方とキャッチボールができる、これが本制度の最大の素晴らしい点だと思います。そして、研究者だけでは至らない周辺支援を含め、すごく心強い気持ちを抱き研究に邁進したく存じました


<大学のコーディネータの補助>
コーディネータとして経験のない技術分野で対応が難しい場合には、うってつけのの制度。
コーディネータの居ない本学において特許の有用性を分析し、連携企業等を紹介してくれるシステムは大変ありがたい。
<データ補完費>
・追加データ取得のために研究費を支出する点について、企業化をすすめる上でプラスだと思います。
・単なる評価分析でなく、若手研究者を後押しする効果が大きい「追加実験等の費用が提供される」こと。
◆本事業の悪い点
<評価について>
評価者が内容をよく理解して評価しているのか、訝るような時がある。これはつなぐしくみに限ったことではない。
・採用される課題がハイテク系に偏重している様に思われる。進歩の緩やかな農業分野の課題の評価には違った尺度で見ていただき、産業としての重要度を理解して欲しい。
・”シーズ” ですので、もう少々基礎研究段階のものも拾って欲しいと思いました。製造コストを現在ある製品と比較することは重要ですが、それは研究者のみでは算出しにくく、本事業で紹介して頂いた企業様と一緒に考えていかないと難しいと思いますので、申請段階での要求はしないで頂きたいです。
・前向きな研究の発展を促す具体的なアドバイスがほとんど記されていない。
<支援内容について>
・可能ならば、もう1歩踏み込んで、実際に民間企業とのマッチング、共同研究等へと結びつけるところまで活動していただけると、と思う部分もあるが、これは望みすぎかもしれない。
・つなぐしくみ採択後に次に進むステップ(研究費獲得等に繋がるステップ)が明確でないこと。
<随時募集のご要望>
・評価結果などを基にPCT出願などを検討する場合もあるため、年3回の〆切りではなく柔軟な対応が出来ることが望ましいと感じる。
<研究資金充実のご要望>
・この制度が悪いという訳ではないが、研究者としてはやはり研究資金の手当てが欲しい

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