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光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)人材育成プログラム

お知らせ

5月26日
光・量子飛躍フラッグシッププログラム(Q-LEAP)人材育成プログラムの開発提案における採択課題を決定しましたので、お知らせします。
研究開発課題名︓量子人材を創出するエコシステムづくり
代表者名︓楊 天任
所属機関︓株式会社QunaSys
文科省︓URLhttps://www.mext.go.jp/b_menu/boshu/detail/mext_00307.html


人材育成プログラムの紹介

近年、量子コンピュータ、量子センサ、量子通信をはじめとする量子技術が急速に発展し、量子技術をめぐる国際的 な競争が激化している。量子技術では、従来技術を遙かに超えるイノベーションの創出が期待されるため、我が国におい ても量子技術の研究開発を加速しているところであるが、急激な発展を遂げる外国の状況に伍して我が国がリーダーシッ プを発揮するためには、量子技術を専門とする研究者・技術者層の厚みを大幅に増すことが不可欠である。 量子力学特有の特異な概念である状態の重ね合わせや量子もつれ等の基礎を理解し、それらを従来技術と調和させ、 実装及び普及し、社会的理解を促進することが必要とされる。これらの要求に応え得る人材を確保し、量子技術分野 に精通した人材の層の幅と厚みを増すためには、主に高等教育段階における教育や育成環境等の充実が必要である。
本事業では、持続的な量子技術分野の人材層の強化に役立てることを目的に、主に高等教育段階における、幅広い 量子技術を体系的に学習できる(A)共通的なコアプログラムや教育機関ごとの特色や独自性を生かした(B)独創的なサブプログラムの開発を行う。 これらのプログラムの開発を通じ、量子技術の研究開発等に携わる専門的な研究者・技術者の育成に資するとともに、例えば情報科学、材料科学、物性物理学のような他の分野を専門とする学生(リカレント教育含む)や研究者等に対し、自らの専門分野に加えて量子技術分野を学ぶ機会を提供することで、量子技術を含めた複数の分野に長けた人材の育成、さらには分野融合的な研究開発の促進にも寄与することを目指す。