出展をご検討中の皆さまからお寄せいただいたご質問と回答をご紹介します。
来場者の皆さまからご質問はこちら
企画の対象者に関するご質問
- はじめての出展を検討中です。老若男女に受け入れられる企画を考えるのが難しいです。コツなどはありますか。
- 無理に対象者を広げて企画の意図がぼやけるよりは、明確な対象者を設定した方がよいことも多いです。サイエンスアゴ ラは多様な人が集まる場ですが、それぞれの企画であらゆる人を対象としなければならないわけではありません。企画が多数集まった際に、サイエンスアゴラ全体で多様性が確保される状態となるのが理想です。ただ、興味を持ってくれた人を受け入れて対話できるように準備をしてください。
- 研究者向けのセッションを行いたい場合は、専門的な内容でも構いませんか。
- 専門的な内容でも問題はありませんが、専門用語を多用したり、学会レベルの知識があることを前提で話を進めたりするのは避けてください。企画の対象が明確であるのは好ましいことですが、分野や立場を越えて対話ができるのがサイエンスアゴラの良いところです。興味を持ってくれた人を受け入れて対話できるように準備をしてください。
セッション出展に関するご質問
- 以前に比べてセッションの数が少なく、競争率が高そうで不安です。
- オンラインセッションではチャンネルを増やす(同じ時間に複数のセッションを実施する)など、ある程度フレキシブルに対応したいと考えています。一方で、実地開催の場合は採択数を大幅に増やすことはやや難しいと考えています。
- オンラインと実地開催のステージで、どちらが採択されやすいなどの傾向はありますか?
- 企画内容が採択基準に達しているかが重要です。募集要項の採択基準をご確認ください。希望される形式での実施枠が足りない場合は、対話の対象や、具体的な題材、集客の実現可能性などを推進委員会と事務局で検討した結果、形式変更を前提とした「条件付き採択」となる場合もあります。
- 応募までに登壇者のスケジュールを確保できないかもしれませんが構いませんか?
- 問題ありません。ただ、こういう人に登壇を依頼している、という情報があったほうが審査時にイメージが明確になるので、ぜひ登壇者の欄に記載してください。また、登壇者の都合等で「平日の夜に実施したい」「日曜でないと実施できない」などの条件がありましたら特記事項欄にご記入いただければ配慮します(対応を確約するものではありません)。
- オンラインセッションを検討中ですが、本編60分は短いです。延長はできないのですか?
- 企画を実施する側はいろいろ盛り込みたくなるのですが、視聴者が長時間、興味を持ったままオンライン企画に参加できる仕組み作りは難しいものです。長時間のほうが視聴者にとっても良い、ということが申請書で表現できていれば、審査で延長が認められる可能性はあります。
- 30分の対話の時間が確保されていれば、60分の中に対話の要素はなくてもよいのですか?
- サイエンスアゴラは、人の意見に耳を傾け、対話する姿勢を重視しています。それは難しいことではなく「この意見だけが正しい、異論は認めない」という一方的な内容でなければ大丈夫です。異なる意見をどう受け入れていくのか、生じている課題等を対話によってどう乗り越えていくのか、などを意識してください。
- オンラインで小学生向けの実験体験を実施したいと考えています。ふだん実験ができない病気のお子さんもいらっしゃるので、事前にキットを送りたいのですが、住所など取得可能ですか?
- 事務局が指定する参加者の属性を後日ご報告いただけるのであれば、出展者の責任において個人情報を収集されることは問題ありません。個人情報の取り扱いについての注意事項は、採択後に改めて連絡させていただきます。
ブース出展に関するご質問
- 実験のブース出展を考えています。使用してはいけないものはありますか。
- 火気厳禁です。また、薬品類については開催地区を所管する消防署等の指導に従う必要があり、予定していた物質等が使えない場合もあるのでご留意ください。加えて、会場の備品等を汚損する可能性がある場合は出展者の費用で養生をする必要があります。詳細は採択後にご案内します。
「対話の時間」に関するご質問
もしあなたの企画が研究開発成果を題材にしたものであれば、共創のための対話マニュアル「対話の場のつくりかた~共創による科学技術イノベーション創出のために~」が参考になります。ぜひご一読ください。
https://www.jst.go.jp/sis/co-creation/items/manual01.pdf
- 質疑応答は、来場者からの疑問を受け止めて回答するので、対話になるのでは? なぜわざわざ質疑応答と別に「対話の時間」を取らないといけないのですか?
- 「対話の時間」の基本的な役割は、参加者同士のつながりをつくって、新たな価値観を共有したり、今後の議論継続や協働の入口を作ったりする点にあります。質疑応答だけでは得られにくい、お互いの理解を深められる(今までになかった視点を得る、意見を受け止める、相手にも考えてもらう)ような設計にしてください。
- 私たちの企画は子供が対象です。子供相手に「対話」と難しいことを言われても困るのですが。
- 科学技術に対する関心拡大においても、対話は重要な要素です。ものの見方、捉え方はひとつではありません。サイエンスアゴラは、出展者にとっては教えてあげる場としての面が強いかもしれませんが、お子さん方を含めた来場者から新たな視点がもたされることもあります。年齢の上下や知識の有無に関わらず、同じものに興味を持つ仲間との対話を重ねることにより、さらに新しい世界が広がっていくこと意識されると良いかと思います。
応募数の上限に関するご質問
- やってみたいことがたくさんあって企画の内容を絞り切れません。何件くらい応募してよいのですか?
- 採択された場合にはすべての企画を実施することを前提にご検討ください。サイエンスアゴラの採択は抽選で決まるわけではないので、多数応募したからといって採択される確率が上がるわけではありません。
- オンラインセッションと実地開催の両方に応募することはできますか?
- 実地開催での企画実施(ブース含む)にむけて、オンラインセッションを前哨戦的に実施、という形式は十分にあり得ます。しかし、内容が類似している場合は審査の際に「どっちか片方でよい」という判断をされることがありますので、連続した企画を実施し、集客も可能ということであれば、特記事項の欄に2つの企画が連続している旨を記載してください。応募の際は、それぞれの企画で別々のIDを取得していただくことになります。本当は一つしか実施できない、という場合は、どちらか一つに絞ってください。