《オンライン》
1026日(木)~28日(土)

《前夜祭》
1117日(金)

《実地開催》
1118日(土)~19日(日)

アクセス ACCESS

28A1910月28日(土)19:00-20:30

オンライン

学生必見!データ分析で意思決定を科学する!〜デジタル時代の必須スキル〜
Data Science for Decision Making -Must-have skills in the digital era-

STEM Leaders

場所:オンライン

企画概要

写真名前

オープンデータで地域課題・魅力を発見!

自分の地域の課題解決に取り組むことは、イノベーションスキル獲得の最短距離といわれます。一方で、「何から手を付けてよいかわからない」という声もよく聞きます。

本企画では、STEM Leadersにおける「地方都市の課題解決」の経験を通して、表面的な問題から本質的な課題を発見する方法などの理解を深めていきます。前半では、経験豊富な経営コンサルタントが講師になり、データの見方やロジカル・デザインシンキングなどの思考法をお話しします。後半では、STEM Leadersの大学生の体験談をもとに、データ分析や課題解決を進めるポイントをお話しします。

社会課題解決に興味のある方は、是非ご参加ください!

登壇者プロフィール

写真名前

村重 慎一郎 ムラシゲ シンイチロウ

・STEM Leaders理事長、福島大学客員准教授、津田塾大学客員研究員、元内閣府RESAS専門委員
・前職アクセンチュア株式会社では企業変革・DX推進に従事。2011年8月より復興・スマートシティの拠点「アクセンチュア・イノベーションセンター福島」の設立・運営を担当。2014年以降、官公庁におけるデータサイエンスプロジェクトを多数推進。佐賀県庁のアナリティクスアドバイザーを担当

写真名前

鈴木 愛彩 スズキ アイサ

・津田塾大学学芸学部、STEM Leaders事務局長(愛知県出身)

・会津プロジェクトリードとして、普段関わりが少ない高齢の方と若者の異世代をつなぐアプリ開発プロジェクトを推進。「会津若松市から、高齢の方と若者が繋がり助け合う社会を広げていきたい!」

写真名前

渡邊 諒 ワタナベ リョウ

・福島大学 共生システム理工学類、STEM Leaders副事務局長(茨城県出身)

・大学ではDeep Learningによる画像解析を研究

・STEM Leadersでは、福島市のゴミ排出量削減に向けて、データ分析に基づく政策提言を実施

プログラム

19:00
・はじめに(目的、自己紹介など)
・社会課題の発見、深掘りに必要な思考法・スキル
・課題特定におけるデータ分析の重要性
19:30
・STEM Leadersのプロジェクト紹介(会津・福島・下関など)
・データ分析や課題解決を進めるポイント
20:00
<参加者の皆様との対話>
・大学で学べることと、プロジェクト活動により学べることの違い
・社会で活躍するために、高校や大学で身につけるべきことは何か

出展レポート

企画の概要

自分の地域の課題解決に取り組むことは、イノベーションスキル獲得の最短距離といわれます。一方で、「何から手を付けてよいかわからない」という声もよく聞きます。
本企画では、STEM Leadersにおける「地方都市の課題解決」の経験を通して、表面的な問題から本質的な課題を発見する方法などの理解を深めていきます。前半では、経験豊富な経営コンサルタントが講師になり、データの見方やロジカル・デザインシンキングなどの思考法をお話しします。後半では、STEM Leadersの大学生の体験談をもとに、データ分析や課題解決を進めるポイントをお話しします。

企画概要の補足

・前半では、データ分析の必要性と基礎的な手法、社会課題解決の進め方とデータ分析の活用方法について講義を行いました。

・後半では、STEM Leadersの学生が取り組んでいる社会課題解決プロジェクトの紹介を行い、3チームに分かれてプロジェクトの進め方について対話し、若者が課題解決に取り組む意義について考えた。

・プロジェクト事例として、福島県会津若松市での高齢者・若者の共助モデル、同福島市でのゴミ減量化対策、山口県下関市でのフードロス対策の3つを紹介し、対話しました。

話し合った未来像

・日本が直面している人口減少社会における「あるべき姿」を創るのは、今の若者である。

・大学生が自ら考え、地域課題に向き合い解決していくスキル・マインドセットを身につけることは重要。

・人生経験の少ない若者が地域課題、社会課題に向き合うときに武器になるのが、データ分析である。

・オープンデータ、統計データなどの分析だけでなく、自らデータ収集(アンケートなど)することやユーザー・個人に注目したデザイン思考(観察・ヒアリングなど)を通じてファクトを集めることも必要になる。

・STEM Leadersの学生が実践している事例の対話から、若者が実践することの価値について考える。

セッションでの意見、論点

会津若松市でのプロジェクト

・異年代の交流を促進する取り組みは斬新なアイデアである。

・実現する上で、高齢者のデバイス、アプリ使用可能性についての対応。通信環境・デバイス利用の難しさへの対応、文字入力の難しさ、音声入力・AI活用の可能性が検討事項となる。

・サービスメニューとして、(会津は夏暑く冬寒いため)高齢者の熱中症・ヒートショック対策なども考えられる。

福島市でのプロジェクト

・データを基にした課題検討についての説明が丁寧に行われていた。

・原因の深掘りをする上で、購入食品の種類の変化(生鮮・加工食品など)、ゴミの種類と属性の関係性(可燃ゴミが多い家庭の傾向など)に着目するとよいのではないか。

・プライバシーの問題はあるが、家庭のライフスタイル、種類ごとのゴミ量の詳細情報を収集することができれば、より効果的な施策検討ができるのではないか。

・ゴミの定義(再利用してくれる人がいればゴミにならない、観光客など住民以外の人が捨てるゴミも含まれるなど)についても考えるきっかけになった。

下関市でのプロジェクト

・食品ロスを広くとらえたときのデータの見方の難しさ(野菜の生産量が増えすぎた場合、価値を落とさないように廃棄する場合もあるなど)。

共通

・大学で学んだデータ分析などの要素技術を活用する上でのポイントに関して、多くの意見をいただいた。学生が課題解決に実践することで初めて直面することであり、社会に出る前に社会課題解決プロジェクトに取り組む意義を再確認した。

セッションで出たキーワード

イノベーション、サービス開発、利用者視点、ユーザビリティ、デジタルデバイド、AI活用、生成系AI、アプリ開発、地域特性への対応、データの定義・範囲、変数間の関係性、深いユーザー理解、アンケートでのデータ収集、プライバシー配慮

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