《オンライン》
1026日(木)~28日(土)

《前夜祭》
1117日(金)

《実地開催》
1118日(土)~19日(日)

アクセス ACCESS

28A1710月28日(土)17:30-19:00

オンライン

昆虫食と食育と陰謀論
“Edible Insects” & ”Shokuiku(Food and Nutrition Education)” & ” Conspiracy theory”

東大阪大学短期大学部、昆虫食のentomo
Higashiosaka Junior College / entomo protein Inc.

場所:オンライン

企画概要

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嫌いもキモいも好きのうち?!

昆虫食の食育と陰謀論が気になる方必見!

【第一部:昆虫食と食育〜短期大学部での昆虫食教育とレシピ開発を通じて〜】

教育と食育で昆虫食への嫌悪感や食物新奇性恐怖を減らしたい。東大阪大学短期大学部・実践食物学科での昆虫食教育(食育)の状況と卒業研究成果を報告します。

【第ニ部:コオロギ陰謀論と食料危機・環境危機等の終末論にハマる理由と処方箋】

2023年春にコオロギ利権等のコオロギ陰謀論がバズりました。

陰謀論の背景に、SDGs疲れやグリーンウォッシュ、環境危機の煽りすぎと再エネ等の「環境利権」への不満&反発があります。

コオロギ陰謀論と利権の有無を徹底解説します。

登壇者プロフィール

写真名前

松井 欣也 MATSUI Kinya

1980年、国立循環器病センターに栄養士として就職。以降36年余、近畿各地の国立病院機構で患者の栄養指導、給食管理、衛生管理等に携わる。大阪教育大学大学院で修士課程修了後の2016年から東大阪大学短期大学部実践食物学科に勤務。日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)のリーダー。東日本大震災災害支援を機に昆虫食に興味を持つ。大学での研究テーマは「災害時の栄養管理」、「未来食材としての食用昆虫」。

写真名前

松井 崇 MATSUI Takashi

株式会社昆虫食のentomo 代表取締役

昆虫食文化の復活と人々の健康増進を目指し、昆虫食の輸入・製造と、昆虫食を通じた食育・教育・講演をしている。

著書:『代替タンパク質の現状と社会実装へ向けた取り組み(共著)』

『昆虫食のすすめ~現代語訳 食用及薬用昆虫に関する調査~(翻訳)』

プログラム

17:30
【ご挨拶&プログラムの流れ】
17:35
松井欣也 東大阪大学短期大学部 実践食物学科 教授
URL : http://www.higashiosaka.ac.jp/about/teacher/matsuikinya/

【講演 第一部】
昆虫食と食育~短期大学部での昆虫食教育とレシピ開発を通じて~

【講演概要】
良きにつけ悪しきにつけ話題となっている昆虫食。最近、特に食用コオロギの粉末を利用した商品に対するデマがSNS上で流れています。昆虫食に関するアンケート調査では、食材としては認識されておらず、見た目や姿・形などから嫌悪感を抱く方がほとんどです。

2013年 5月の国際連合食糧農業機関(Food and Agriculture Organization :FAO)の食用昆虫の活用の報告書を基に、最新の情報も加味し、昆虫食のメリット、デメリットやSDGsにも貢献していることを説明し、嫌悪感からくる「ゲテモノ扱い」から「エシカル消費(地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動)」へと転化する。

東大阪大学短期大学部・実践食物学科における昆虫食に関する教育(食育)の状況と、卒業研究を通しての成果を報告する。
17:55
松井崇 ㈱昆虫食のentomo 代表
URL : https://entomo.jp/

【講演 第ニ部】
コオロギ陰謀論と食料危機・環境危機等の終末論にハマる理由と処方箋

【概要】
2023年春頃に、「コオロギ利権」や「反ワクチン」と結びついた「コオロギ陰謀論」がバズりました。
その背景には、SDGs疲れやグリーンウォッシュ、環境危機の煽りすぎと再エネ等の「環境利権」への不満&反発があります。
またフードテック業界では、「タンパク質危機」や「食料危機」「環境危機」といった危機(終末論)を煽る傾向があります。

しかし現時点では「コオロギ利権」はありません。また、「タンパク質危機」「食料危機」「環境危機」等も起こりえません。その理由を徹底解説します。

人類は有史以来、様々な陰謀論や終末論にハマってきました。
「陰謀論ビジネス」は非常に儲かります。真面目で勉強熱心な方の方がむしろ陰謀論にハマりやすいです。
また「危機を煽る」のは古今東西共通のビジネスマーケティング戦略です。終末論は古今東西共通の歴史観の1つで、宗教の鉄板ストーリーでもあります。

 本講演では、「コオロギ陰謀論」や「昆虫食への嫌悪感」「食料危機」といった、人類が陥りやすい原始的脳の「バグ」「エラー」と、歴史観のパターンを紹介します。
18:15
【質疑応答 & 参加者との議論コーナー】
チャット欄等で自由にご質問下さい。
18:30
【非公開の交流会】

プログラム終了後に、ZOOM交流会を実施します。

ZOOM設定は参加者のみの非公開設定ですので、安心してご参加くださいね。

出展レポート

企画の概要

昆虫食の食育と陰謀論が気になる方必見!
<二部構成>
【第一部】昆虫食と食育〜短期大学部での昆虫食教育とレシピ開発を通じて〜
【第ニ部】コオロギ陰謀論と食料危機・環境危機等の終末論にハマる理由と処方箋

企画概要の補足

【第一部 内容】

昆虫食の教育と食育で、昆虫食への嫌悪感や食物新奇性恐怖を減らしたい。

東大阪大学短期大学部・実践食物学科における昆虫食に関する教育(食育)の状況と、卒業研究の成果を報告します。

【第ニ部 内容】

2023年春にコオロギ利権等のコオロギ陰謀論がバズりました。

陰謀論の背景に、SDGs疲れやグリーンウォッシュ、環境危機の煽りすぎと再エネ等の「環境利権」への不満&反発があります。陰謀論や昆虫食の嫌悪感は原始的な脳の「バグ」が原因です。現時点でコオロギ利権がない理由を通じて、人類が陰謀論にハマりやすい理由とその対策を説明します。

話し合った未来像

食育・教育を通じて昆虫食への嫌悪感がなくなる未来。昆虫のレシピや食べ方。

セッションでの意見、論点

・教育現場での昆虫食の教育・食育に関して、学生への約1年間の短期間の教育では嫌悪感解消が難しい。しかし、短期大学部に所属している先生達の場合は、はじめは昆虫食に嫌悪感があった先生も、何度も試食で昆虫を食べる機会が何度もあったため、4~5年と時間がかかったが、普通に食べることができるようになった。昆虫食の教育・食育の効果は1年では短くて、数年単位の期間がかかる可能性が高い。

・昆虫食の負の側面は? 昆虫食は環境に良い面もあるが、現在のコオロギ産業は、誇大広告とグリーンウオッシュになりがち。

・食料危機やタンパク質不足が起きないのなら、日本で食べる意義は?

・昆虫を美味しく食べる方法。昆虫でフルコースを作る場合は?

・日本での昆虫食ビジネスの可能性について。

セッションで出たキーワード

教育、食育、陰謀論、SDGs、環境負荷、温室効果ガス、メリット、負の側面、レシピ、利権、環境負荷、プロパガンダ、嫌悪感、グリーンウオッシュ

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