《オンライン》
1026日(木)~28日(土)

《前夜祭》
1117日(金)

《実地開催》
1118日(土)~19日(日)

アクセス ACCESS

27B1710月27日(金)17:30-19:00

オンライン

あなたの人格をAIで再現できるとしたらどう思う?法的規制は必要?
Can AI replicate your personality? Possibilities and legal restrictions

もん☆ぱるなす
Mont Parnasse

場所:オンライン

企画概要

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あなたの未来に、AIは寄り添うことができるのだろうか?

近年、注目が集まっている「人格再現AI」は、生きている人の性格や特徴を学び、まるでその人が喋っているように会話をすることができる。

もしもこの技術が発展したら、未来の社会ではどんな問題が起こるのだろう?この興味深いテーマについて、現役の弁護士Vtuberと、AIのエキスパートでもあるVtuberがそれぞれの専門の立場から解説を行い、視聴者と共にディスカッションを行う。

このセッションの目的は、新しいAI技術について知見を深めると同時に、それらが引き起こすかもしれない法的な課題について、登壇者と視聴者で議論を重ねることにある。

あなたの未来に、AIは寄り添うことができるのだろうか?

"Personality-replicating AI" is a technology that learns the personality and characteristics of a living person so that it can speak as if that person were speaking. There has been a lot of interest in this technology in recent years.

Once this technology is developed, what problems will arise in the society of the future?

A Vtuber who is a licensed Japanese lawyer and a Vtuber who is an expert in AI will explain this topic. The session will also include a discussion with the audience.

The session aims to explain new AI technologies and discuss with the speakers and audience the legal challenges of new AI technologies that may arise.

Can AI be a part of your future?

登壇者プロフィール

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ながの りょう Nagano Ryo

弁護士Vtuberとして身近な法律問題の解説や、Vtuber・Vtuber事務所・クリエイター等の助けになる配信、ゲームや色々な企画と法律を絡めて法律の魅力を伝える活動等を行っている。
弁護士として普段は企業や個人から相談を受けるほか、大学の先生や書籍の執筆など、幅広く活躍している。専門は中小企業法務、一般民事刑事家事、環境法、エンタメ法。海外留学や官庁での勤務経験もある。特技は居合。

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じゃこ にゃー jako nya

法律系Vtuber。VRアカデミア所属 2018年冬からYoutubeで活動開始。少しでも法律に興味を持ってもらえたらということを信条に活動をしている。主に身近な時事の話題から著作権法やレア犯罪など法律に関する動画を投稿。一週間に一度弁護士Vtuberながのさんと定期配信もしている。

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リッチランド メルクリウス Richland Mercurius

計算機工学系Vtuber.2020年11月Twitter開設.2021年7月TwitterおよびYoutubeにて活動開始.同年9月VRアカデミア所属 きょういん.現在に至る.博士(工学).

計算機システムに関する研究・解説に従事.情報工学関連分野およびその他娯楽(作ってみた,歌ってみた,描いてみた,etc...)に関して毎週水曜22:00、土曜20:00から1-2時間程度で定期配信を行っている

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茜 ちえり Akane Chieri

お勉強系Vtuber。種族はシマリス。

YouTubeやTwitterにて活動している、人間界にやってきたシマリス。『お勉強することの楽しさを通して貴方の世界をキラキラさせたい!』をスローガンに、生き物についてリアルタイムでリスナーと共に勉強していく配信や、活動をしている。また学術×クリエイターユニット『RPNP』のメンバーとして学術を交えたトークやラジオパーソナリティも行っている。

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ハル HAL

人工知能や機械学習に関する非専門家向けの解説動画や、専門として学びたい人のための講義動画をYouTubeにアップロードしています。人工知能は今世紀で最も重要な領域の一つであり多くの人生を左右する技術だと思っています。一人でも人工知能へ関心を持つ人が増え、一つでも技術への誤解を減らすために活動を行っています。

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白亜 マウル Hakua Maul

古生物学系Vtuber。2021年10月15日(化石の日)より活動開始。Youtubeにて古生物学の解説動画を配信すると同時に、サイエンスアゴラ2022、サイエンスVtuberカフェ(学問バーKisi)などの科学イベントの企画立案に関わる。活動の目標は、地球科学の楽しさを多くの人に知ってもらうこと。学術×クリエイターユニット「RPNP」のメンバーの一人。

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Ayane Ayane

サイエンスコミックライター(漫画家/イラストレーター)。

生命科学系研究所でテクニシャンとして勤務した経験を綴った実録漫画「バイオ系テクニシャンの独り言」を執筆し、漫画家へ。サイエンス学びラボ「らぼのーと!」、日本ジェネティクス株式会社「ジェネ研の人々」を連載中。広報活動としてVTuberの一面を持ち、ワトソンアンバサダーに就任、学術×クリエイターユニットRPNPのメンバーとしても活動している。

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山羊 ケイ Yamahitsuzi Kei

工学系VTuber.動物の姿と人間の姿が存在する。

エンタメを軸に動画や企画で工学の魅力を発信する一方、サイエンスコミュニケーション系のイベントなどでは技術・制作の方面から支援する活動も行っており、クリエイターとしての側面が強い。

近年は“テクノロジーの面白さ”と“キャラクター”を掛け合わせたメディアミックスプロジェクト「テクノ少女」のプロデューサーとして活動。

写真名前

足立 千鳥 Adachi Chidori

工学系Vtuber。VRアカデミアきょういん。2020年夏からTwitterとYoutubeで活動開始。学部・高専レベルの電子・情報・通信分野の学習動画、工学で使用する基礎的な数学の解説動画をYoutubeに投稿している。ほかにも学術的な内容に限らず、マーダーミステリー、TRPG、映画同時視聴配信も行なうなどVtuber活動を満喫している。

プログラム

17:30
登壇者と企画内容紹介
17:40
AI Vtuberと話して将来を考えよう
18:00
起こり得る法的問題を考えよう
18:30
来場者との議論

出展レポート

企画の概要

いま、生きている人間の性格等の特徴を学習し、あたかも本人が話しているかのように対話することができる、いわゆる「人格再現AI」に注目が集まっている。この「人格再現AI」について、弁護士でありVtuberとしても活動している登壇者と、AI技術等に詳しい専門家Vtuberが「人格再現AI」の技術発展の未来と想定される法的問題を解説し、法的規制の必要性や程度について来場者と議論する。
来場者には人格再現AIを用いた新たな未来像や、それによって生じる可能性のある法的問題について新たな知見を得てもらう。出展者は来場者との対話を通じ、人格再現AIがもたらす未来に我々はどのように関わっていくのか、感情面からの意見も踏まえたあるべき姿について検討を行う。

企画概要の補足

企画中では登壇者らの知人Vtuberの声、口調、知識などを学習して作られた人格再現AIと会話する様子も紹介し、2023年現在のAI技術の状況や進歩の速度、起こりうる法的問題の解説を行った。企画前半部は下記QRコードリンク先よりアーカイブ動画を観ることができる。

話し合った未来像

・実在する人物のデータからその人の人格を再現したAIを作れる未来

・人格再現AIに社会生活を代理させることができる未来

・人格再現AIが独立した権利を持ち買い物などの契約ができる未来

・生前のデータを元に故人の人格再現AIを生成することができる未来を想像し、上記の未来で起こり得る法的な問題を話し合った。

セッションでの意見、論点

・人格再現AIに独立した権利(法人のように所有や契約の権利)を認めることができるか?

・人格再現AIの行為の責任は誰がとるのか(AI開発者、元となった人物、AI自身)?

・人格再現AIに対する名誉棄損や脅迫は成立するのか?

・人格再現AIの生成に法的規制は必要か? → 来場者アンケート41人中 はい(73%) いいえ(27%)
「私的利用なら規制できなそう」「コピープロテクトが施されていると考えると私的利用でも規制可能かも」

・自分の人格再現AIを作りたいか?
→「相談相手に欲しい」「若い時の考えを保存したい」「死後に残らないなら〇」「自分と同じならいらない」

・死後に自分の人格再現AIが作られることを制限できるようにするべきか?
→「臓器提供のように故人の意志を尊重して欲しい」「自分の死後ならどちらでもいい」「自分の発言のように思われると気持ち悪いから制限してほしい」

セッションで出たキーワード

人格再現AI、責任の帰属、故人の自己決定権

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