《オンライン》
1026日(木)~28日(土)

《前夜祭》
1117日(金)

《実地開催》
1118日(土)~19日(日)

アクセス ACCESS

27B1610月27日(金)16:00-17:30

オンライン

人形劇ミークシを通じて最先端科学ミュオグラフィを学ぼう!
Let's learn about the cutting edge science, Muography through the puppet show "Miikshi"!

ハンガリー大使館、角谷賢二(国際美術研究所兼国際ミュオグラフィ研究所)、中島裕司(アーティスト)、東京大学
Embassy of Hungary / Kenji Sumiya(International Art Institute) /
Hiroshi Nakajima(Artist) / The University of Tokyo

場所:オンライン

企画概要

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小学校高学年~大人まで!皆さんの参加をお待ちしています!

科学と芸術は全く別物の世界と考えている人が多い。この二つは元来融合できるものであるが、現代の科学はあまりにも高度で難解であるためかけ離れた存在となっている。そこで最先端科学のミュオグラフィを取り上げ、芸術で科学を表現する試み、「ミュオグラフィーアート」に取り組んでいる。今回はミュオグラフィアートと、東大の田中宏幸教授がカナダの『サンダーバード』制作チームのリー夫妻とのコラボレーションで制作した動画を紹介する。動画はミュオグラフィで海底火山を未然に防ぐという内容である。我々の活動は、日本、ハンガリー、カナダなどの共同研究によって、科学や芸術の限界領域に挑戦する新しい分野の開拓と言える。

登壇者プロフィール

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角谷 賢二 スミヤ ケンジ

理学博士・高分子学会フェロー。以前日立マクセル(株)取締役 CTO時代、磁気テープ、光ディスク、電池の研究開発を統括した。退任後、関西大学に移り学長室シニアURAおよび客員教授として研究企画のアドバイスや講義を行った。現在、国際美術研究所所長/国際ミュオグラフィ研究所所員として活動している。

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中島 裕司 ナカジマ ヒロシ

博士(芸術制作)・画家(油彩画・テンペラ画)として多くの油絵、テンペラ画を制作してきた。これらは、大学や病院のロビーにも展示されている。現在、日本美術家連盟会員・国際美術家連盟会員・国際美術研究所客員研究員・大阪芸術大学非常勤講師(油彩画)さらには絵画の多くの審査委員を務めている。東京大学・関西大学合同のミュオグラフィアートプロジェクトに2017年の設立当初より関わる。

プログラム

16:00
私たちは、最先端科学であるミュオグラフィを多くのアーティストとともにアートで表現する取り組みを展開している。今回はその取り組みと、海底でも位置決めできるミュオメトリーmμPSを人形劇にした『ミークシ』をビデオで紹介する。さらに、中島裕司のアート作品でミュオグラフィアートの概要解説をし、他の参加者アーティスト達によって製作された最新の「ミュオグラフィアート」を紹介する
1. ミュオグラフィのやさしい科学的説明(角谷)
2. 人形劇ミークシ(ビデオ映像)
3. 最新のミュオグラフィアートの紹介(中島)
4. オンライン参加者との対話(質問を含む)

出展レポート

企画の概要

科学と芸術は全く別物の世界と考えている人が多い。しかし、科学と芸術は元来融合できるものであるが、現代の科学はあまりにも高度で難解であるため科学と芸術はかけ離れた存在となっている。そこで、我々は最先端科学としてミュオグラフィを取り上げ、芸術(アート)でその科学を表現する試みを6年前から取り組んできた。今回は、ミュオグラフィアートの紹介とカナダの「サンダーバード」制作チームのリー夫妻と東大の田中宏幸教授とのコラボレーションで制作された映画の映像を紹介した。映像は、ミュオグラフィで海底火山を未然に防ぐ内容である。我々の活動は、日本、ハンガリー、カナダなどの共同研究によって科学や芸術の限界領域(限界を超える領域)に挑戦する新しい分野の開拓と言える。

企画概要の補足

科学は人類にとって必要不可欠なものと思われるが、原理や数値データでは、一般大衆にとってはわかりにくいことが多い。一方、アートは深く定義を考えると難解そのものであるが、人間は常にアートに囲まれていて、アートに対しては感動を伴う興味を持つ。アートの一つの働きとして見えないものを作品制作で可視化することができる。可視化された科学は、一般大衆にとって、興味深く分かりやすいものとなる。科学とアートは両極端のイメージがあるが、ともにそうぞう(想像)からそうぞう(創造)であり根は同じである。今回は、このようなミュオグラフィアートの解説と実際の作品の紹介を行った。

話し合った未来像

6年以上前に始まったミュオグラフィアートプロジェクトは徐々に浸透しつつある。
参加アーティストも入れ代わり立ち代わりであるが増えている。
アートの多様性。日本でもミュオグラフィアートは増えつつあるが、世界では元サイエンスとアートの融合化が進んでいる(例:スイスのCERN)
アートも科学も最終的には人類の幸福、平和に貢献しなければならない。

セッションでの意見、論点

ミュオグラフィ研究所はどこで何を研究しているのか、という質問に対して東大や国際美術研究所など含め多くのところでなされているが、もっと世界的にならねばならないと角谷から返答。

セッションで出たキーワード

ミュオン、ミュオグラフィ、巨大物体の透視、ミュオグラフィアート、宇宙線、科学の難解さ、アートの働き、文理融合

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