《オンライン》
1026日(木)~28日(土)

《前夜祭》
1117日(金)

《実地開催》
1118日(土)~19日(日)

アクセス ACCESS

27A1710月27日(金)17:30-19:00

オンライン

レーウェンフックが観た世界~モバイル顕微鏡でミクロを楽しむ~
The world observed by Leeuwenhoek-Enjoy the microworld using mobile microscopy-

ライフイズスモールプロジェクツ
Life is small Projects

場所:オンライン

企画概要

写真名前

350年前に発明されたレーウェンフック顕微鏡が21世紀に復活!

スマホやタブレットを使って、新感覚の顕微鏡ライフを始めたい人にお勧めです!

スマホ顕微鏡は、350年前に発明された単式顕微鏡がスマホに出会って生まれました。

微生物など身近なミクロ世界が手軽に観察できます。

今回のオンライン配信では、あらためてモバイル顕微鏡(単式顕微鏡)の面白さをお伝えします。

対象は幅広い物体が観察できます。

また液滴レンズによるモバイル顕微鏡を参加者に製作してもらい観察します。

低倍率なので身の回りのモノ(野菜、繊維、紙など)となります。

講師のデモでは高倍率を用いて微生物像をお見せします。

観察対象の面白さや観察の楽しさを共有します。

Recommended for everyone who want to start a new kind of microscope life using their smartphone and tablet!

The smartphone microscope was born when a simple microscope invented 350 years ago encountered the smartphone.

You can easily observe the amazing microscopic world around you, such as microorganisms.

In this program, we will directly convey the fun of mobile microscopes.

A wide range of objects can be observed.

We will also create mobile microscopes using droplet lenses for participants to observe.

Since the magnification is low, it will focus on peripheral objects (vegetables, fibers, paper, etc.).

In the instructor's demonstration, he will show images of microorganisms using high magnification.

We share the fun of observing objects and the joy of observation.

登壇者プロフィール

写真名前

早川 昌志 ハヤカワ マサシ

大阪大学大学院人間科学研究科・研究員。淡水環境における原生動物と藻類の相互作用と細胞内共生を研究の専門としている。2013年より、微生物に関する研究・教育・表現を繋ぐ活動として、ミクロ・ライフ Projectを主宰し、微生物と顕微鏡に関する理科教育・科学コミュニケーションに従事している。最近は「人と動物と微生物の適切な距離」を探るため、微生物生態学と動物行動学を組合わせた学際的研究を行なっている。

写真名前

竹下 陽子 タケシタ ヨウコ

日本科学未来館 科学コミュニケーター、お茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーション研究所 特任講師などを経て、フリーで科学コミュニケーション活動に取り組んでいる。

専門分野は、理科教育、科学教育、環境毒性学。

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都築 功 ツヅキ イサオ

都立高校の生物教員、東京都教育委員会、都立高校副校長をへて退職後、東京都の教員研修を担当してきた。現在、国立天文台特別客員研究員(高校理科カリキュラムの研究)、お茶の水女子大学サイエンス&エデュケーション研究所研究協力員をつとめている。また、途上国カンボジアの生物教育支援にも関わっている。

写真名前

永山 國昭 ナガヤマ クニアキ

1973年東京大学理学系大学院博士課程修了(博士理学)

1997年生理学研究所教授(名誉教授)

1997年総合研究大学院大学教授(名誉教授)

1997年より科学コミュニケーターとして市民科学に携わる。

2013年スマホ顕微鏡を開発し、2014年よりFacebook公開グループ Life is small主宰

プログラム

17:31
はじめに~登壇者紹介(3分)
17:35
水レンズ紹介・説明(7分)
17:42
水レンズで観てみよう(10分)
17:52
モバイル顕微鏡紹介・説明(7分)
18:00
モバイル顕微鏡で身近なものを観てみよう(10分)
18:10
ゲストトーク(7分)
18:17
質問タイム&アンケート回答&休憩
18:25
対話タイム:(30分)
参加者から一言(全員)
アンケート結果への回答
ファシリテーターからの問い
クロージング

出展レポート

企画の概要

対話に向けて期待する3つの探求:
1,単式顕微鏡(レーウェンフック顕微鏡からモバイル顕微鏡へ)
2,モバイル顕微鏡で広がるミクロの世界(スマホ、タブレット+レンズ)
3,微生物の世界
オンライン配信や画像の共有を通して、モバイル顕微鏡の面白さを伝えることが最優先になる。
身の回りのいろいろなものから微生物まで、ミクロの世界を楽しめることをアピールする。
参加者には可能ならあらかじめ低倍率のモバイル顕微鏡を準備してもらい各自で観察した画像を共有する。また、水たまレンズでもモバイル顕微鏡が作れることを体験する。
講師側ははじめにレーウェンフック顕微鏡からモバイル顕微鏡の開発について簡単に紹介する。
最後にデモンストレーションでミドリムシなどの微生物像を提示し、微生物世界を面白い対象として参加者に示し、微生物が役立っている(生物多様性やSDGs)ことにも触れ、観察の楽しさを共有する。

企画概要の補足

今回の主旨は、モバイル顕微鏡の面白さを伝え、ミクロ世界を楽しんでもらうこと。
その中から活用のひらめきを思いつくことを参加者に期待します。

話し合った未来像

・小学校での本ツールを用いた、多彩な観察手法開発事例から、教育分野での活用の発展が期待できる。

・将来ウィルスの研究者になりたい小学生(2年)の話から、未来の感染症対策ツールへの発展が想像された。

・顕微鏡が身近になり、顕微鏡文化の醸成されていく未来。

・多用なバックグラウンドをもつ参加者と、モバイル顕微鏡を使った活動への発展に期待。

・今回のセッションで参加者から、本グループに対し、科学館との連携活動の依頼をいただいた。

セッションでの意見、論点

・水玉レンズの見え方について、写真を共有して紹介し合った。

・レーウェンフック型の方が性能がいいのだが、どれ位性能がいいのか。単式顕微鏡と複式顕微鏡の違い。

・生き物以外の観察は何ができるのか。

・手軽に観察できる点で、すぐさまサイエンスに出会う機会が増える点が魅力的。

・交流し合える場としてFacebookを活用したコミュニティがあるので、今後交流を通して各自の活動の発展が見込まれる。

セッションで出たキーワード

水玉レンズ、レーウェンフック、レンズ、解像度、教育、教科書、電子顕微鏡、花粉、微生物(プランクトン)、フェルメール、顕微鏡文化、身近、ミクロ、市民活動、キッチンサイエンス、皿の上のミクロ、にぼし、ミジンコ、結晶、高倍率

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