《オンライン》
1026日(木)~28日(土)

《前夜祭》
1117日(金)

《実地開催》
1118日(土)~19日(日)

アクセス ACCESS

26B1610月26日(木)16:00-17:30

オンライン

クリーン?それとも…?みんなで話そう!「アンモニア×脱炭素」
Let's talk together! ”Decarbonizing with Ammonia”

クリーン燃料アンモニア協会
Clean Fuel Ammonia Association

場所:オンライン

企画概要

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あなたの考えを教えて!化石燃料の代わりにアンモニアを使うってどうですか?

最近巷で噂のアンモニア。クリーン燃料 として脱炭素化に役に立つと言われている一方、それを否定する方たちもいらっしゃれば、全く知らないという方もいらっしゃいます。今回、アンモニアを燃料としてどのように使うことができるのかをお話するとともに、アンモニアを利用していく上で皆さんが疑問に思ったり、不安に思ったりすることにお答えします。そして、未来の脱炭素社会実現に向けてアンモニアの可能性を最大限に生かすには、どのような対話をしていくのがよいのか、一緒に考えていただきたいと思います。

Ammonia has been the talk of the town lately. While it is said to be a clean fuel that can help decarbonize the world, there are those who deny it and others who have never heard of it. In this session, we will discuss how ammonia can be used as a fuel and answer some of the questions and concerns people have about using ammonia. We would also like to invite you to think together about what kind of dialogue we should have in order to maximize the potential of ammonia for the realization of a decarbonized society in the future.

登壇者プロフィール

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梅沢 順子 Umezawa Junko

一般社団法人クリーン燃料アンモニア協会 事務局次長
有機合成を専門に企業で24年間研究開発を行った後、特許事務所、科学技術振興機構などを経て現職。新規技術の研究開発は娘に託し、それ以外の面で新しい技術が社会に受け入られ大きな花を咲かすのを楽しみに日々お手伝いしています。

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三澤 文香 Misawa Fumika

みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社

サイエンスソリューション部 社会インフラチーム コンサルタント

アンモニアに係る技術基準や保安の調査等に従事。

地元でアンモニア混焼発電の実証が進められていたり、学生時代はアンモニアを植物に与えて研究をしていたりと、アンモニアには不思議なご縁を感じています。

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辻本 智雄 Tsujimoto Tomoo

三菱ガス化学株式会社 基礎化学品事業部門 企画開発部

プロフィール:新潟研究所、新潟工場にて化学品の製造プロセス開発に携わり、現在、企画開発部に在籍中。

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高藤 誠 Takafuji Makoto

一般社団法人クリーン燃料アンモニア協会 事務局次長

1998年に当時の石川島播磨重工業(現IHI)に入社後,燃焼技術開発に従事。アンモニアの燃焼技術開発を推進するグループのマネジメントに携わったことが縁で,2021年に現協会に出向。現協会では主に燃料アンモニアの国際標準化に挑戦中。皆さんとの対話を通じて,燃料アンモニアがどう捉えられているかを知ることで,今後の活動に活かしていきたい。

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古賀 俊之 Koga Toshiyuki

東洋エンジニアリング株式会社

バリューチェーン事業投資推進部 部長代行

燃料NH3・H2・SAF・合成燃料等の事業開発/投資に従事。7歳・5歳の息子達が将来安心して住める地球を残すためにカーボンニュートラル事業に没頭中。だが、長期視点で物事を考えすぎて、そもそもの足許の子育てで躓きがち。

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松永 陽子 Matsunaga Yoko

横浜国立大学 環境情報学府 博士課程在籍(社会人博士)

兼 日本エヌ・ユー・エス株式会社 環境調和ユニット

専門:リスクコミュニケーション

企業にて現場でのリスクコミュニケーションに関する調査・企画・検討を実施しながら、学術的な側面からのリスクコミュニケーションも探究中。メインテーマは、実社会で機能するリスクコミュニケーションとは何か、その限界はどこか、限界点をどう把握するか。

プログラム

16:00
クリーン燃料ってどういうイメージがありますか?
16:05
アンモニアは燃やしたときに二酸化炭素がでません
16:15
アンモニアはどこにあり、過去にどう使われてきたのでしょう
16:30
アンモニアを燃やしてどう使うのでしょうか
16:45
アンモニアって化石燃料から作るから二酸化炭素が減らないのでは?燃やすと環境に悪い物質が増えるのでは?の疑問にお答えします
17:05
どうやっていくとアンモニアの可能性を最大限に生かしていけるか、みんなで考えたい。どう話していったらいいのか、話し方を考えよう。
17:15
全体ディスカッション

出展レポート

企画の概要

最近巷で噂のアンモニア。クリーン燃料として脱炭素化に役に立つと言われている一方、それを否定する方たちもいらっしゃれば、全く知らないという方もいらっしゃいます。今回、アンモニアを燃料としてどのように使うことができるのかをお話するとともに、アンモニアを利用していく上で皆さんが疑問に思ったり、不安に思ったりすることにお答えします。そして、未来の脱炭素社会実現に向けてアンモニアの可能性を最大限に生かすには、どのような対話をしていくのがよいのか、一緒に考えていただきたいと思います。

企画概要の補足

アンモニアは歴史のある化学物質で、燃やしても二酸化炭素を出さないためクリーン燃料といわれ、地球温暖化を抑制する狙いで燃料としての新しい用途にむけて技術開発していることを知っていただこうと企画しました。誤解により否定的なご意見をいただくことが度々ありますが、なるべく平易な説明でほぐしていきたいと考えました。また、新しい技術を社会で利用するには技術確立以外にも必要なことがあることを知り、対話の重要性にも気づく機会にしたいと考えました。

話し合った未来像

アンモニアを燃料として使うことで二酸化炭素を減らすことに貢献する社会

今まで使ったことがないくらい大量のアンモニアを使う社会

私たちの周りではそれほど大きな変化なく安定した生活が送れる社会

セッションでの意見、論点

・アンモニアを作るときにCO2が出るのではないか、どのくらい出るのか、でたCO2はどうするのか

・アンモニアを燃やすとNOxが増えるのではないか

・クリーン燃料としてアンモニアを使うと将来どのくらいの量が必要になるのか、それはどこで作るのか

・天然ガスをそのまま燃焼させたり、再エネで作った電気をそのまま使ったりするのではなく、なぜわざわざアンモニアにする必要があるのか

・アンモニアを燃焼して爆発はしないのか

・アンモニアを発電に用いるときの課題は何か、石炭ではない火力発電所にも使えるのか

・毒性など負の情報も教えてほしい、工場ではどう対応しているのか

・技術確立以外に社会に受け入れられるには何が必要か

セッションで出たキーワード

二酸化炭素(CO2)、地球温暖化、脱炭素、肥料、燃焼、発電、船舶、熱、NOx、毒性、管理、工場、ELSI、デュアルユース、納得解、社会受容性、アンモニア、クリーン燃料

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