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26A1310月26日(木)13:00-14:30
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イオンビームによるバイオマス活用の可能性について一緒に考えてみませんか?
加速器でつくられる高速なイオン(イオンビーム)は、がん治療やお花の品種改良など様々な分野で使われています。今回はその活用事例の一つである、バイオマス研究に着目!バイオマスは化石燃料ではない生物由来の資源で、環境問題の解決に役立つと期待されています。
今、イオンビームを使って作られた小さな生き物がバイオマス研究で活躍しようとしています。一つは、捨てるしかなかったサトウキビの絞りかすから、プラスチックの原料を作る酵素を生産する菌類。もう一つは、石油に代わる物質を大量に生産する藻類です。
イオンビームによって拓かれる、循環型社会の新たな扉を一緒にのぞいてみませんか?
量子科学技術研究開発機構 量子生命・医学部門 量子医科学研究所 粒子線照射効果研究グループリーダー
2000年東京大学大学院医学系研究科修了。博士(医学)、専門は分子生物学、放射線生物学、がん治療生物学。重粒子線を用いたがん治療の高度化にむけた生物学的基礎研究と、重粒子線の効果的な活用について研究しています。
量子科学技術研究開発機構 量子技術基盤研究部門 高崎量子応用研究所 量子バイオ基盤研究部 上席研究員
1998年京都府立大学大学院農学研究科修士課程修了。博士(農学)。イオンビームを使って植物や微生物を改良する研究に草創期から関わってきました。突然変異と進化、そしてそれを品種改良に役立てる研究に興味があります。
東レ株式会社 先端融合研究所 主任研究員
2012年北海道大学大学院農学院応用生物科学専攻 博士(農学)。非可食性バイオマスから非石化原料由来の汎用化学品の量産化に向けた研究に注力しており、その中でも、バイオマス分解に必要な”糖化酵素”の高機能化や低コストな量産化技術を確立すべく、酵素生産菌の育種などに日々取り組んでいます。
筑波大学 生命環境系 教授
1995年名古屋大学大学院農学研究科 博士(農学)。 微細藻類の遺伝子発現制御や代謝経路を改変し、光合成機能を活用したCO2からの有用物質生産に取り組んでいる。カーボンニュートラルやゼロエミッションに貢献したいと思っています。
科学コミュニケーター
2013年筑波大学大学院教育研究科 修士(教育学)。高校理科教諭、日本科学未来館科学コミュニケーターを経て、現在は宇宙事業を扱う民間企業に勤務。フリーランスの科学コミュニケーターとしても活動し、イベント企画やファシリテーターなどを行う。趣味は、宇宙飛行士のおっかけ。
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全体像やテーマに込めた想い、おすすめ企画や楽しみ方(ご意見募集ボード、お台場100人論文、サイバーフィジカルツアーのしくみ、事前登録)などについて、推進委員が語ります。
サインエスアゴラ2023における対話を通じて、科学と社会の関係を深め、新たな出会いで共創を生み出す好循環が成立する未来像
テーマは、ここ数年のつながりを保ちつつ、今年は、より多くの人に楽しんでもらいたいという想いから、多種多様な視点を“まぜて”、年齢、性別、身体能力、価値観、思い込みなどを“こえて”、未来像を“つくりだそう” といったメッセージを込めた「まぜて、こえて、つくりだそう」が採用となった。
3年ぶりのオンライン開催。サイエンスアゴラの魅力である「対話の場」を今年も設けているが、過去2年間のオンライン化により蓄積されたオンライン配信の良さも活かし、ハイブリッドで実施していく。
会場からは、今年のテーマに関して “とても柔らかく親しみやすい、推進委員会に新しいメンバーが入り雰囲気が変わったことが関係しているのではないか” との感想が寄せられた。推進委員会のメンバーからは、”当初、固いテーマ案もあったが、熱い議論が交わされ、大人も子どもも誰もが参加できるように、と伝わるような言葉が選ばれたと思う” などのコメントがあった。
また、今後実施して欲しいことの一つとして、“ ご意見募集ボードの3つの問いに寄せられた参加者の声をそのままデータで残し、誰もが見られるようにして欲しい” との声もあり、今後の検討課題であるとされた。
サイエンスアゴラは、皆さんのさまざまな問いを投げかけられる場でありたい。良質の問いはもちろんだが、質問しやすい、それを受け止めてもらえる ”広場=アゴラ” であることが重要と考える。皆さんからの問いがあって、議論が始まる。あなたの声を、ぜひサイエンスアゴラで聞かせて欲しい。
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