《オンライン》
1026日(木)~28日(土)

《前夜祭》
1117日(金)

《実地開催》
1118日(土)~19日(日)

アクセス ACCESS

19-5E1111月19日(日)11:00-12:30

オープンスペース

デュアルユースと社会とわたし
Dual-use, society and myself

ReDURCプロジェクト
ReDURC Project

場所:テレコムセンタービル 5階 オープンスペースE

企画概要

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科学技術っていいこと?悪いこと?自分ごととして考えてみよう!

ウイルスや感染症に関する生命科学の研究は、社会に恩恵をもたらすこともある一方で、現在の生命や環境に大きな影響を及ぼす可能性もあります。そうした「デュアルユース」な科学技術の知識の取り扱い方についていろいろな方々と考える契機を作ります。医科学研究者やコミュニケーションの専門家とともにデュアルユースの考え方や伝え方を学び、みなさんの疑問や意見、議論を可視化します。そして、AIやロボットなどの発展も踏まえ、社会と個人の関係、将来の社会や技術のあり方について、いろいろな視点から見つめ直し、私たち一人ひとりがどのように自分ごととして科学技術に向き合えばよいかを探っていきます。

While life science research on viruses and infectious diseases can benefit society, it can also have a significant impact on current life and the environment. We will create opportunities to think with various people about how to handle such "dual-use" scientific and technological knowledge. Together with medical researchers and communication experts, we will learn about the concept of dual use and how to communicate it, and visualize your questions, opinions, and discussions. We will also take a look at the relationship between society and individuals and the future of society and technology from various perspectives in light of developments such as AI and robotics, and explore how each of us should deal with science and technology as if it were our own.

登壇者プロフィール

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四ノ宮 成祥 Shinomiya Nariyoshi

防衛医科大学校長。専門は微生物学・免疫学、分子腫瘍学、潜水・高圧医学、バイオセキュリティ。基礎医学研究を進めるなかで、生命科学技術の適正利用や生物兵器開発禁止の議論に加わってきた。現在、JST-RISTEXが推進している「科学技術のELSIへの包括的実践プログラム(RInCAプログラム)」のアドバイザーも務める。

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川本 思心 Kawamoto Shishin

北海道大学理学研究院 准教授/CoSTEP代表。専門は科学技術コミュニケーション・科学技術社会論。大学研究者の立場から、最も困難な科学技術コミュニケーションのケースとしてデュアルユース問題に関心を持つ。用途両義性と軍民両用性を包括的に扱い、議論できる枠組や方法論はありやなしや?ということで思考中・実践中。近著に「デュアル・ユース」『よくわかる現代科学技術史・STS』(ミネルヴァ書房2022)

プログラム

11:00
【第1部】 デュアルユースのサイエンス
デュアルユースの説明とビデオの上映に続き、ウイルスや感染症に関する研究を紹介し、科学と社会とのあり方に関するディスカッションを行い、グラフィックレコーディングを用いて議論をまとめます。

【第2部】 デュアルユースのコミュニケーション
デュアルユースの説明とビデオの上映に続き、デュアルユースについてのコミュニケーションや教育の最前線を紹介し、科学と社会とのあり方に関するディスカッションを行い、グラフィックレコーディングを用いて議論をまとめます。

出展レポート

企画の概要

技術は良いことにも悪いことにも使われる可能性があります。そうした「デュアルユース」な科学技術の知識の取り扱い方について科学やコミュニケーションの専門家とともに考え、議論を可視化します。私たち一人ひとりがどのようにして自分ごととして科学技術に向き合えばよいかを探っていきます。

企画概要の補足

デュアルユースの定義を話したり、一方的に知識を与えるのではなく、答えのない問いに向き合って考え続けてもらえれば。

話し合った未来像

恐怖だけではなく希望も感じられる未来。

「デュアルユース」という言葉はとかく"恐怖"に焦点が当てられがちであるが、単に良い悪いだけでない未来像の描き方が大事です。

セッションでの意見、論点

・科学技術はどんどん進歩していくなかで使い方をどうするか?どう考えるか

・科学技術のデュアルコースといっても経済が大事になって技術の方向性を変えられないのでは?

・コミュニケーションとしてレゴなど手を動かしながら考えること

セッションで出たキーワード

中間的な/周辺的な支援者、シリアスプレイ、もやもや、ESG/CSR、サイエンス・フィクション

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