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19-4D1511月19日(日)15:30-17:00
オープンスペース
小中学生注目!液体の輝く「ゆらめき」を手作り実験で探ろう!
透明な水の中を、透明な砂糖水が落ちていくようすが、スクリーンに大きく映し出されます。流れのスジは0.05mm程度ですが、はっきりわかります。二つの液体の屈折率が異なることが重要です。これは、春先などに現れる陽炎(かげろう)とおなじ現象です。ここでは参加者一人一人が自分でスクリーンを作り、照明装置を組み立て、試料を用意します。スクリーンは画用紙を使います。照明装置はLED(高輝度の砲弾型で赤色)をボタン電池に(木製などの絶縁体の)洗濯ハサミで挟んでセットします。試料は砂糖アメを使い、ビニール付き針金で水面の上に、アメの下端が水の中に入るように吊るします。像を見ながらの装置全体の調整も楽しいです。
The behavior of transparent sugar water falling through clear water is projected clearly on a screen. Though the width of flow lines is about 0.05mm, they are clearly visible. This is the same phenomenon as heat haze that appears in early spring.
Here, each participant will observe this behavior making his own screen and lighting equipment. In addition, he will prepare samples. The screen is made by construction paper. For lighting, we set the LED to a button battery using laundry scissors. The sample used here is sugar candy.
千葉大学名誉教授(理学系)専門は物性物理学。各地でサイエンスイベントを開催。主な著書に「やさしい化学物理~化学と物理の境界をめぐる」(朝倉書店)「やさしく物理~力・熱・電気・光・波」(朝倉書店)など。共著の「計算物理」シリーズ(朝倉書店)は総計24刷のロングセラーになっている。鉄道ファン的文系著書「小さい駅の小さな旅案内」(洋泉社新書)もある。NHK総合「世界オモシロ学者のスゴ動画祭」に2回出演。
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スクリーンを各自で自作し、そこへLEDの光をあてる。試料はアメ玉をつるし水をアメ玉の下端までそそぐ。とけて重い砂糖水が水の中を落ちてゆくのをLEDの光をあてて観察する。
さとうの溶け方と食塩の溶け方のちがい。
物理・化学の基本を知ることは(AIが発達しても)どんな時代でも重要である。
さとうはぶらさげておくととけやすいのに水の中におとすととけにくい理由。これは反応速度論でもある。
陽炎(かげろう)、シュリーレン現象、LED、白熱電球、食塩、ミョウバン、溶解