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18-1A1611月18日(土)16:00-17:00
オープンスペース
今年は関東大震災から100年の節目の年です。次なる首都直下地震や南海トラフ地震など、発生確率の高い自然災害の脅威に、どう備えれば良いのか。1つの鍵は組織を超えた平時のつながりを生かした「コレクティブインパクト」の創出です。本セッションは、防災や災害支援に取り組む実働者が一同に会し、国際協調の構築に向けた好事例の振り返りや、新たな技術や仕組みを社会実装させるための「協同型支援訓練」の推進など、それぞれが持つ知見や経験を交換するための場として実施するものです。来る災害に向け、多くの方の参加をお待ちしています。
■第1部:公開セッション「来る自然災害に向けて「平時のつながり」をどう築くか~関東大震災から100 年の節目に考える」
関東大震災から100年の節目を迎えた今年。次なる自然災害の脅威に、私たちはどう備えれば良いのでしょうか。組織を超えた平時のつながりを生かした「コレクティブインパクト」の創出をキーワードにステークホルダーが集い、それぞれが持つ知見や経験を交換するための機会とします。
・話題提供① 来る大災害が与え得るインパクト
渡辺研司さん(名古屋工業大学 社会工学専攻 教授)
・話題提供② 誰一人取り残さないインクルーシブ防災~当事者の視点から学ぶ(仮題)
高橋桃子さん(レット症候群/呼吸困難の難病当事者)
栗山進一さん(東北大学 災害科学国際研究所 所長)
・話題提供③ 地域で「平時のつながり」を築く中間支援組織の役割
山田健一郎さん(公益財団法人佐賀未来創造基金 理事長)
・パネルディスカッション「平時のつながりをどう築くか」
パネリスト:話題提供者
モデレーター:瀬沼希望(NPO法人ETIC.)
■第2部:ネットワーキングワークショップ「平時のつながりを構築するための『具体の連携アクション』をどう作るか」
第1部でさまざまな角度から重要性を共有した「平時のつながり」。そうしたつながりを実働につなげるには、どのような仕掛けが必要なのでしょうか。インクルーシブ防災やビジネスセクターを巻き込むための観点などをインプットした上で議論し、アイデアを創発しながらネットワーキングも図ります。
<プログラム>
・インスピレーショントーク① 災害発生時にろう者を守るために
片岡祐子さん(岡山大学病院耳鼻咽喉科 講師)
・インスピレーショントーク② 気候変動・洪水予測シミュレーションから見る災害リスク
出本哲さん(株式会社Gaia Vision 共同創業者/東大発ベンチャー)
・インスピレーショントーク③ 企業連携型での発災時物資支援から学ぶ
安田健志さん(LINEヤフー株式会社 サステナビリティ推進統括本部 CSR本部 災害支援推進部 部長)
1986年京都大学卒、富士銀行入行。1997年PwCコンサルティング、その後、IBMビジネスコンサルティングサービスを経て2003年長岡技術科学大学。2010年より現職。内閣サイバーセキュリティ戦略本部・重要インフラ専門調査会会長、国土交通省運輸審議会・運輸安全確保部会専門委員、農林水産省食料安全保障アドバイザリーボードメンバー、ISO/TC292(セキュリティ・レジリエンス技術委員会)エキスパート・国内委員会委員長、防災科学技術研究所客員研究員、人と防災未来センター上級研究員他を兼務。工学博士、MBA。
2013年に佐賀県初のコミュニティ財団「佐賀未来創造基金」を創設。社会資源の地域循環をはじめ、社会参加や人材育成等での共助社会の仕組みづくりを行う。災害分野では「佐賀災害支援プラットフォーム(SPF)」の共同代表として災害対応や平時の仕組みづくりを行いながら、九州県域でのNPO同士や経済界との連携のために「九州防災減災対策協議会」や九州経済産業局の「SDGs×防災減災ネットワーキング」などを開催して九州での連携促進を行う。
1998年岡山大学医学部医学科卒業、同年岡山大学医学部耳鼻咽喉科学教室入局。県内外の病院勤務などを経て2023年より現職、及び岡山大学 ユネスコチェア副チェア、ダイバーシティ推進本部 副室長。耳鼻咽喉科専門医、臨床遺伝専門医。モットーは「医療には限界があり、それを補うのが教育、支えるのが福祉や開発」「医療者として『医療と教育、福祉、開発を繋ぐこと』を目標に、情報を発信していきたい」。2022年度に日本医療研究開発機構(AMED)の障害者対策総合研究開発事業に採択され、「聴覚障害者の災害時・緊急時における緊急通知音振動変換装置および情報共有システムの有用性の検討」の研究テーマにチームで取り組んでいる。
東京大学大気海洋研究所にて気候変動に関する研究を行い、理学修士号を取得した後、PwC・ADL(アーサー・ディ・リトル)にてAI/ロボットなどの先端技術関連の戦略コンサルティングに従事。AI・ニューロテック事業を行う株式会社アラヤにて、戦略・事業開発責任者を担う執行役員CSOを経て、現職。気候変動・洪水リスクマネジメントに関する事業開発、プロダクト開発に取り組む。元・最年少気象予報士。
2005年ヤフー中途入社。トップページ担当者として2008年にリニューアル、2011年に3.11対応を経験。2012年にDeNAに転職。ゲーム、ヘルスケア事業の責任者を経て2017年にヤフーへ再入社。サステナビリティ推進統括本部で社会貢献(防災減災、災害対応)に関する業務に従事。物資での被災地支援を行う「緊急災害対応アライアンスSEMA」や「ヤフー防災模試」を活用した防災・減災知識啓発などを担当。
関東大震災から100年、現在も南海トラフ等、大規模災害の可能性は言われている。もしもの時のために日常から何ができるのかを、専門家、NPO、災害当事者の方をまじえて、意見交換や知見の共有を行う。前半部分の事例、論点の共有、後半はパネルディスカッションで意見交換を行っている。
立場が異なるパネラーが同じ状況下で何が起きて何ができるのか。そこから気付きを得る時間とする。
行政が苦手なことを、プロフェッショナルな民間にまかせる流れをどうつくっていくか。
大規模災害時で見えにくくなる人をどう日常から関係性をつくるのか?
一緒に過ごすことで、お互いの得意不得意を分かちあう社会にする。
フラットに語り、共有することから始める。
行政がまかせられる体制づくり。
一緒だと感じられる日々の関係性づくり。
NPOが日常的にサポートしている延長で災害に備える。
施策提言なので、同じ立場の人にとって良い施策となる。
最悪のパターンを具体的に共有することで、施策に活かしてもらう。
対応策を含めて提案する(対行政)
子どもたちとももこ子さんで授業や企画をやる
地域単位でやれることを模索する。
コーディネート、周りの人と同じ環境で暮らす(地元で過ごす)
当事者の声を届ける→まず会う、会わせる、直にふれあう
仲間をつくる、分けられることで気づかないので一緒に過ごす