JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

文字サイズ

SCENARIO 社会課題の解決を目指して

五感のセンシング技術で疲労をポジティブに生かす

2023年03月29日

シナリオを描く

  • 主催:

    神戸大学大学院工学研究科 助教 大西鮎美

解くべき課題

◆多くの人が自分や周囲の疲労状態とその影響に対して、そもそも無頓着
◆疲労状態を知りたくても正確に認識するのが難しい
◆疲労に対して、効果的な対処法、生かし方がわからない
◆上記課題により、慢性疲労や過労死、致命的なミスや人間関係の不和に発展

取組のポイント

◆センシング・テクノロジーで疲労を計測し、感覚とすり合わせる機会を提供
◆補正やリカバリーのテクノロジーで生活をサポート
◆パラダイムシフトを起こして疲労についての認識を変える

取組内容

◆疲労を客観的に測定して、自分の感覚と擦り合わせながら、自分なりの「疲労感覚」と「正しい調整方法」をブラッシュアップできる機会を提供する。

◆テクノロジー分科会:
疲労計測のプロトコルを検討
→さまざまなセンサーとアルゴリズムを組み合わせ、疲労を測定・評価する方法を確立する。計測会でやった脳波や心拍計測と五感調査のリアルタイム化(視野等の評価)
◆実験分科会:
アスリートやドライバー、若年層へのトライアル
→ドライビングシミュレーター、会社の枠組みに入れられるか
→学校授業における疲労や五感の変化の計測
◆パラダイムシフト分科会:
疲労の意義や価値をとらえなおし、言語化することにより、社会の疲労に対する認識・イメージを更新する
→Slackの議論や、リアルで語り合う会を開催

シナリオの関係者

秋山 肇(筑波大学)
大和田 優(日産自動車株式会社)
倉辻 悠平(NPO法人ETIC.)
小山 裕昭(株式会社JINZEN)
佐藤 充恵(聖学院中学校高等学校)
鈴木 祐介(株式会社パラドックス)
清野 隼(筑波大学体育系/スマートウエルネスシティ政策開発研究センター)
瀬口 秀則(日産自動車株式会社)
宮木 志穂(コーディネーター/ハーチ株式会社)
最上 元樹(株式会社フューチャーセッションズ)
相馬 素美(コーディネーター/ハーチ株式会社)
谷 明洋(科学コミュニケーター/元日本科学未来館)

シナリオの出どころ

関連情報

「センシング技術」に関する情報
「疲労 計測」に関する情報
「QOL向上」に関する情報

お問い合わせ先

https://chance-network.jp/#contact

前のページに戻る