JST 国立研究開発法人 科学技術振興機構

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SCENARIO 社会課題の解決を目指して

手のひらサイズのデバイスで睡眠を計測、眠りの質・生活の質の向上を目指す

2021年03月16日

シナリオを実現する

  • 主催:

    スリープウェル株式会社 代表取締役 吉田政樹

  • 開催日:2010年4月16日

解くべき課題

◆世の中で、睡眠に困っている人が多い
◆睡眠脳波を分析し「睡眠の質」を的確に捉える方法はあまり確立されていなかった
◆睡眠の把握は客観的な方法が限定的で主観に依存している
・ストレスチェック(アンケート)
・睡眠誤認(思い込み)
・問診で患者の状態を把握するしかない
・在宅でのカンタン・正確な睡眠評価方法がない

取組のポイント

◆小型で正確、客観的な方法論の確立
・医療機器脳波計の開発
・精密検査である終夜睡眠ポリグラフ検査と同等の精度を担保(AI:機械学習)
◆健常人、および疾患患者の睡眠脳波の集積
・約50000例の健常人のデータの収集
・約30以上の疾患での3000データの収集
◆私たちの系を用いた研究領域での拡販と、自社による研究成果の学会発表

取組内容

実現したこと:睡眠の実態解明および医療への貢献
◆睡眠の質を向上する商品開発に貢献
・睡眠の質を改善する商品の開発(機能性食品/快眠機器/薬剤の薬効評価に活用)
・睡眠の商品開発に科学的な視点、データを付与
◆睡眠研究に大きく寄与(e.g.宇宙、南極などの特殊環境での研究にも寄与)
◆医師や患者様へ正確なデータを提供し、適切な医療に貢献
・今まで難しかった、不眠症患者の状態把握が可能に
・複雑な装置の導入/入院検査にともなう睡眠データ取得にかかるコストを削減
・大規模健康診断への小型脳波計の活用により、従業員の健康を適切に把握

今後実現したいこと:睡眠脳波を他疾患へ展開・応用、医療への更なる貢献へ
◆様々な疾患患者の睡眠状態の把握(臨床試験でのサブマーカーやスクリーニングツールでの利用)
◆中枢疾患における新しいバイオマーカーの確立

関連情報

「睡眠」に関する情報
「生活の質」に関する情報
「睡眠自動解析システム」に関する情報
「快眠」に関する情報

お問い合わせ先

https://www.jst.go.jp/entre/result.html

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