事業成果
グローバルな知の交流支援
新たな時代の社会を担う世界の優れた人材を日本に招へい2025年度更新
インド若手研究人材招へいプログラム(試行)

インドの大学等に在籍する大学院生・ポストドクターを対象に、これまでの日印間の交流実績等を踏まえた、両国による共同指導を日本で実施するための研究滞在を支援する。
2024年度は、フィジビリティスタディとして、45件(55名)を採択した。
2025年度から「インド若手科学頭脳循環プログラム(LOTUS Programme)」として本格稼働する。
さくらサイエンスプログラム

未来を切り拓く青少年の科学技術国際交流を推進
産学官の緊密な連携により、科学技術分野における日本と海外の青少年の国際交流を推進している。交流を通して以下項目に貢献し、ひいては、日本および世界の科学技術・イノベーションの発展に寄与することを目的としている。

2014年の事業開始以来、89カ国・地域から約43,000人の優秀な若者が来日し、そのうち約7%がプログラム終了後に学術や就業等を目的とした再来日を果たして活躍している。
●交流プログラム
①一般公募プログラム
日本の大学や研究機関が相手国の機関・研究者と共同で企画した青少年の国際交流計画を公募し、JSTが支援を行う。2024年度から、日本人青少年の派遣を可能とする年間交流のプログラムD.相補的年間交流コースを新設した。
②直接招へいプログラム
JSTが海外の特に優秀な高校生や科学技術関係者の招へいプログラムを企画・実施。
循環型農法「アクアポニックス」を学ぶケニアの大学生
(一般公募プログラムBコース 2024年8月)日本の高校生と一緒に化学の授業に参加するインドの高校生
(直接招へい ハイスクールプログラム 2024年10月)
●二国・多国間交流の推進
諸外国・地域と日本の大学等との機関同士の連携を促進する活動を戦略的に実施している。本活動により、新規の関係構築の開拓に加え、頭脳循環を目指す質の高い交流計画への発展が期待される。
<2024年度に実施された交流>
オンラインイベント(アフリカ) 2024年7月23日 |
Sharing case studies of building strong and productive collaboration between Japan and African countries 21カ国より190名聴講 |
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第3回日印大学等フォーラム 2024年10月19日 開催場所:インド ニューデリー |
日印頭脳循環の促進とその人材の活用 日印トップ大学の学長等61名(日本側28名、インド側33名)のほか、1研究機関、5関係機関、5企業が出席 |
第2回日ASEAN大学交流会 2025年2月17日 開催場所:東京 |
日本・ASEAN大学間の人材交流、国際共同研究を通じた国際頭脳循環 日ASEAN有力大学の学長等20名(日本側11名、ASEAN側9名) |
第2回アジア大学フォーラム 2025年2月17日 開催場所:東京 |
アジアにおける頭脳循環及びイノベーションの促進 アジア有力大学の学長等31名(日本11名、中国11名、ASEAN9名) |

日印トップ大学の学長等による「第三回日印大学等フォーラム」
~日印頭脳循環の促進とその人材の活用~ 2024年10月19日
●同窓会の運営(さくらサイエンスクラブ:SSC)
さくらサイエンスプログラムの参加者の同窓会ネットワークとして「さくらサイエンスクラブ(SSC)」を運営している。
<2024年度に実施された同窓会>
開催日 | SSCの国・地域 | 開催都市 | 備考 |
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2025年2月8日(土) | タイ | バンコク | 第四回 タイ同窓会会合(現地) |
2025年1月18日(土) | インド | ニューデリー | 第六回 インド同窓会会合(現地) |
2024年12月21日(土) | インドネシア | ジャカルタ | 第五回 インドネシア同窓会会合(現地) |
2024年11月23日(土) | マレーシア | クアラルンプール | 第四回 マレーシア同窓会会合(現地) |
2024年11月9日(土) | 台湾 | 台北 | 第三回 台湾同窓会会合(現地) |
2024年8月3日(土) | 日本 | 東京 | 第七回 日本同窓会会合(実開催+オンライン) |