総括・アドバイザー

文化による社会包摂、とりわけ芸術文化による社会的処方の実践などは、欧米ではすでにきわめて当たり前の政策になっていますが、日本ではまだまだ実践例が少ないです。日本の文化や教育風土に合った、新しい方法論と実現可能なスキームが求められています。
私自身の専門領域は「演劇」という限られたジャンルですが、国内外を回って、様々な実践に触れてきた経験から、少しでも社会実装の際に予想される障害を事前にアドバイスする事ができればと願っています。
また汎用性の高いデータを得る事で、さらなる波及効果を生み出せるような研究と出会いたいと思っています。

プロフィール

1962年生まれ。劇作家・演出家・劇団青年団主宰。芸術文化観光専門職大学学長。大学在学中に劇団を結成。1995年『東京ノート』で第39回岸田國士戯曲賞受賞。2006年モンブラン国際文化賞受賞。2011年フランス文化通信省より芸術文化勲章シュヴァリエ受勲。2000年の桜美林大学助教授就任を皮切りに、演劇的手法を使ったリベラルアーツ教育、コミュニケーション教育などを実践。

専門分野・関心分野

文化による社会包摂。演劇的手法を使ったコミュニケーション教育の普及。芸術、教育、医療、観光、農業などを複合した新しい地域創生の実現。新しい形の大学教育、大学院教育。

著書・論文

• 『わかりあえないことから』（講談社）
• 『22世紀を見る君たちへ』（講談社）
• 『芸術立国論』（集英社）
• 『下り坂をそろそろと下る』（講談社）
• 『ともに生きるための演劇』（NHK出版）

関連リンク

• 青年団公式ホームページ