研究開発プロセス事例とお役立ち情報について
「コミュニティで創る新しい高齢社会のデザイン」研究開発領域では、それぞれのプロジェクトで取り組んできた活動内容が、他地域での展開を円滑に行う上で重要な情報になると考え、その活動内容を記録してきました。
記録にあたっては、領域内で作成した「情報整理用フォーマット」を活用しております。
「情報整理用フォーマット」は、①活動を実施した時期とそのプロセス・結果を記載する欄とそれぞれの段階ごとに②活動経験から言える一般化のためのヒントを記載する欄から構成されております。
①活動を実施した時期とそのプロセス・結果については、活動の事例として各プロジェクトごとにまとめております。②活動経験から言える一般化のためのヒントについては、活動のためのヒントとして、各プロジェクトの情報を横断的にまとめております。
また、それぞれの項目は、活動の段階毎に、【0:地域背景、Ⅰ:創生段階、Ⅱ:介入準備段階、Ⅲ:介入・活動段階、Ⅳ:自立段階】の5段階で整理しております。
0 【地域背景】企画策定に至る経緯(歴史的背景含む)と地域資源 | ||||
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A | 地域背景 | ①企画策定に至る経緯 | 企画策定に至るまでの経緯・地域との関係 | |
②地域資源 | 特徴的資源の存在と、その利活用方法 | |||
Ⅰ【創成段階】プロジェクトの開始に関わる企画策定と、コアの体制づくり | ||||
B | 企画策定 | ①課題設定および解決策構想の背景 | 設定・構想の具体的な背景 | |
②対象地域の絞り込み | 対象地域の絞り込み手順 | |||
③事前調査 | 事前に入手した情報(先行研究・公表情報等) | |||
C | コア体制づくり | ①コア体制構築と組織体制 | コアメンバーの選定、組織の位置づけ等 | |
②協力関係づくり | 協力的な関係者の発見・関係構築の手法 | |||
③活動方法 | 組織活動をどのように進めたか(打合せの頻度や方法等) | |||
④記録体制 | 各フィールドでの変化・新浴等の記録・伝達方法 | |||
⑤連絡方法 | メンバー間の連絡方法・情報共有の方法 | |||
D | 予算の実践的利活用 | ①配分方法、使途 | ||
②所属機関との折衝 | ||||
Ⅱ 【介入準備段階】具現化に必要な実施主体の発掘・地域との関係づくり | ||||
E | 関与者との関係構築 | ①国・都道府県 | 担当者の接触・協力を取り付けるまで | |
②市区町村 | 担当者の接触・協力を取り付けるまで | |||
③地域の団体 | 企業・NPO・大学等の接触・協力を取り付けるまで | |||
F | 地域介入準備 | ①了解取り付け活動 | 事前に行った対象地域の了解取り付け手法 | |
②地域住民への説明と募集・啓発方法 | ||||
Ⅲ 【介入・活動の段階】地域との信頼関係づくりと活動の実践 | ||||
G | 地域介入(参加・協働)、各グループまたは地域の状況概要 | ①当該グループ・地域で行った活動、および現在の状況 | ||
②取り組みの過程で生じた課題と解決プロセス | ||||
Ⅳ 【自立段階】事業の自立化、普及に向けた施策 | ||||
H | 広報活動 | 研究会・学会での発表・記事掲載・取材・著書刊行等 | ||
I | 成果の実装と普及 | ①事業の独立 | 事業の独立・引き継ぎ方法、事後のサポート予定 | |
②法制度化 | 成果の法制度への反映/反映予定 | |||
③行政事業 | 成果の行政事業への反映/反映予定 | |||
④ビジネスモデル | 「事業化」のためのビジネスモデルの構築 |
「情報整理用フォーマット」は、以下よりダウンロード可能です。是非ご利用ください。
情報整理用フォーマット(76 KB)
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