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マネジメントの現場から

2014年2月21日(金) ~22日(土) サイトビジット(伊香賀プロジェクト)報告

 平成24年度に採択された伊香賀プロジェクトの2回目サイトビジットを実施しました(1回目のサイトビジットはこちら

 伊香賀プロジェクトでは疾病予防において、個人レベルでの予防(一次予防)から社会レベルでの予防(ゼロ次予防)まで網羅したコミュニティづくりを、ハードとソフトの両面から進めています。対象コミュニティである高知県梼原町は、すでに高齢化率が40%に達すると同時に、2040年には50%近くにまで上昇することが予測されているコミュニティです(国立社会保障・人口問題研究所(2014)「日本の地域別将来推計人口」より)。

 今回のサイトビジットは2日間にわたり実施されました。領域関係者に加え、愛媛県新居浜市、山梨県上野原市からの参加者も交え、梼原町での取り組みを巡りました。まずは、梼原町保健福祉支援センターにて、梼原町とプロジェクトでの健康長寿への取り組みを紹介いただきました。37年の歴史をもち、2014年2月現在で第八期生となる梼原町の健康推進員を中心にした取組みは、コミュニティ全体の意識の高さにつながっていました。プロジェクトも健康推進員との協働のもと、地域全体との関係を深めていました。報告会の後、体験宿泊プログラムを実施している健康・低炭素モデル住宅に伺いました。同時に、第二回冬季宿泊体験の様子も見学しました。

 2日目には町役場にて、矢野 富夫町長とお会いしました。伊香賀プロジェクトでは、小川 晃子教授が取り組むおげんき発信を中心としたサポートシステム(平成22年度採択プロジェクト「ICTを活用した生活支援型コミュニティづくり」 詳しくはこちら)との連携を進めており、小川先生も交え、意見を交換しました。続いて、小中一貫の梼原学園に場所を移し、子供の活動量調査と健康づくりプログラムに関して、報告を伺いました。「高齢になってから」ではなく、若い世代への取組みの必要性、事業の普及・展開を期待できるように感じました。最後に、梼原町中心部和田城で行われていた地域での健康活動に参加しました。健康推進員さん手作りの料理を食べながら、地域の健康推進員・高齢者の方々と交流を深めました。その後、小川先生からおげんき発信の取り組みが紹介され、「みまもり」について地域の高齢者の方々から感想を伺うことができました。「おげんき発信」の取組みを梼原町に取り入れることで、コミュニティのつながりがより深まることが期待されます。

 健康長寿を実現するためには、住まいとコミュニティというハードとソフトの両面から取り組むことの有効性を肌で感じることができたサイトビジットとなりました。コミュニティの宝である健康推進員さんと共に歩む取組みとして、更なる進展が期待されます。


1日目の報告会の挨拶(吉田 尚人副町長)多くの健康推進員の方も出席されました

環境と健康に配慮したモデル住宅(下組)に伺いました。

矢野町長と面談し、おげんき発信の取組みを説明しました。

梼原学園にて、子供の健康づくりへの取組みを伺いました。梼原学園は、つながりを意識した学校です。

地元の食材をふんだんに使った健康推進員手作りの料理を囲み、地域の方々と言葉を交わしました。

小川晃子先生が地域の高齢者の方々におげんき発信を紹介しました。



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