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マネジメントの現場から

2013年7月7日(日) サイトビジット(大方プロジェクト)報告

 平成23年度に採択された大方プロジェクトサイトビジットを実施しました(於:岩手県大槌町、釜石市、遠野市)。
 
 大方プロジェクトでは、東日本大震災の津波被災地の仮設住宅地において、生活再建のために必要となる最小限のコミュニティ・インフラを住民自身の問題発見活動と住民共助活動を基軸にしながら社会実験的に整備することを目指しています。

 今回のサイトビジットでは、まず大槌町の安渡小学校体育館でのコミュニティイベントを見学しました。このイベントは、住民の方々が考える地域の課題と将来への期待を集めるものでした。大人も子どもも一緒になって、埋め立て前後の地域での思い出や地域への願い事などを付箋に書いて、大きな地図に貼っていくというものでした。大きな地図が、色とりどりの付箋で埋まっていました。地域での生活再建に向けて、住民と共に活動されていることが良く分かりました。

 このあと、釜石市平田地区のコミュニティ型仮設住宅、遠野市の仮設住宅を見学しました。平田地区では、大方プロジェクトも関わっているまちづくり協議会による仮設住宅地内の商店街やサポートセンターを見学しました。

 被災地では、復興に向けてコミュニティ全体での取り組みが続けられています。大方プロジェクトの取り組みが具体的に貢献できることが期待されます。


思い出や願い事は、それぞれ色別の付箋に書かれています。地域に対する願い事(ピンク)もたくさんありました。

教室の黒板には、安渡町内会アーカイブとして、昔からの写真とその説明が貼ってありました。

体育館で行われていた演劇は、子どもから大人まで、たくさんの方が楽しんでいらっしゃいました。

まちづくり協議会で運営している平田パーク商店街です。商店スペースは、ほぼ埋まっていました。

釜石市平田地区の仮設住宅地内にある集会所では、住民が参加する食事会の準備がされていました。

遠野市の仮設住宅地内にあるサポートセンターは木造です。



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